ノルウェー産シーフードへの関心の向上と需要拡大を目的として設立された
ノルウェー水産物審議会は、独自制作のダンスビデオ「Human Sushi」を公開しました。
「Human Sushi」は、ノルウェー産の鮭やエビなどをもっと多くの人に食べてもらうためのキャンペーンの一環として作成された鮨のプロモーションビデオ。「握り鮨編」「巻き寿司編」「刺身編」があり、それぞれ1分間程度のダンスで作り方を表現しています。
と、こう書くと真面目なビデオに聞こえますし、実際ダンサーも制作者も大真面目に取り組んでいると思うのですが、視聴者として見るとこれがとても面白いのです。
例えば「握り鮨編」。舞台には白い衣装に身を包んだ男性とオレンジ色の衣装の女性が登場します。白い衣装は「シャリ」を、オレンジ色の衣装は「鮭」をそれぞれ表しているようです。2人はひとしきり踊った後、男性がうずくまり、その上に女性がのって「握り鮨」を表現するのです。欽ちゃんの仮装大賞を思わせる出来映えです。この後、舞台にはさらに2組のダンサーが登場し、合計で3つの握り鮨が表現されます。
巻き寿司編はさらにシュール。「きゅうり」を表す緑の衣装に身を包んだ男性が前衛的なダンスを踊り、そこに「エビ」「シャリ」役の4名のダンサーが加わります。合計5名のダンサーの周囲を「海苔」を模した黒い布が覆い、「巻き寿司」が表現されるのです。
最後の刺身編はかなりシンプル。サーモン役の5名ダンサーが登場し、楽しげに踊った後、ただ床に寝そべるだけ。
「刺身」を表現する5名のダンサー
うーん…刺身をなめてる?
和食が世界のあちこちで食べられるようになった現在ですが、このようなプロモーションビデオを作ってまで鮨をプッシュしてくれる国はノルウェーくらいかもしれません。うれしい限りです。是非、一度ご覧になってください。