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“希望”を売る少女--難病の兄のために「レモネード」を販売、およそ300万円の寄付金を集める

神経障害を患う兄のために、「レモネード」を売って多大な寄付金を集めたカナダの少女が話題となっている。カナダのメディア CTV News が伝えた。

レモネードと“希望”を売る少女のお話
(画像はイメージ)

同メディアによると、少女の名前は Na'ama Uzan ちゃん、トロントに住む5歳だ。彼女には2つ上のお兄さん Nadav くんがいるのだが、彼はアンジェルマン症候群という難病と闘っており、歩くことはおろか話すことも困難だという。

そんな Nadav くんのため、Na'ama ちゃんは立ち上がる。手づくりの“屋台”でレモネードやマフィンを販売して集まったお金を、この病気の治癒を目指す非営利団体 Foundation for Angelman Syndrome Therapeutics へ寄付することを決意したのだ。

そしてスタートしてから1年も経たないうちに、彼女はなんと2万5,000ドル(約300万円)もの寄付金を集めることに成功。その大きな一助となったのは、彼女の奮闘を知り2万ドル以上を寄せたアメリカ・カリフォルニアに住むカップルだった。彼らには、同じ病気を抱える息子がいるのだ。

現在は根本的な治療法がないアンジェルマン症候群だが、将来、医学の進歩によって、この病気が治癒できるようになる日がきっと来る。彼らの寄付金は、その研究のための助成金として役立てられるそうだ。

2万ドルの寄付を知って驚く Na'ama ちゃん
(出典:Foundation for Angelman Syndrome Therapeutics 公式 Facebook)

レモネードと“希望”を売る Na'ama ちゃんのポジティブでひたむきな姿勢に、みなさんも心を揺さぶられたのではないだろうか。

※レモネードを売る Na'ama ちゃんの動画はこちらから
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