
ORB Lab が釣り上げたのは、体長90センチほどのホシザメ。だがこのホシザメに、シロワニと呼ばれる大きなサメが食いつき、結果的に ORB Lab は、ホシザメを餌にシロワニを釣った格好になった。
ORB Lab は、この日サメ釣りをしていた理由を次のように説明している。
「我々は、昨年タグを取りつけたサメの捕獲を試みていた。タグには、サメに取り付けられて以降の、サメの海中における活動記録を示す貴重なデータが保存されている」
だが、彼らが仕掛けた餌に食いついたホシザメは、タグが取り付けられたサメではなかったという。
「この不幸なホシザメは、餌のメンハーデンを食べたいという誘惑に抗えなかったようだ。そして不幸にも、デラウェア湾に住む最強の捕食者の餌食となった」
釣り上げられたホシザメは間もなく死んだという。だが、シロワニは元気だったため、活動記録をトラッキングするタグが取り付けられた後、海に戻された。
今回公開された写真には、大学の研究所が公開したものとしては異例とも言える、非常に多くのアクセスがあったという。コメントも多く寄せられており、「ナショナルジオグラフィックの表紙にすべきだ」など、その希少性を絶賛するものが目立つ。また、「これはまるで、サメのマトリョーシカだ」といった、ユーモラスなものも見られた。