
(出典:SWNS.com)
同メディアによれば、非常に希少なヘキサパスを捕獲したのは Labros Hydras さん 49歳。休日に家族と訪れたギリシャの海で発見したという。

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だが Hydras さんは、それが希少な生物だとは知らずに、岩に叩きつけて殺し、近所のタベルナで調理してもらい、家族で食べてしまったという。タコはフライにされ、トマト、レモンなどと共に供されたそうだ。

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Hydras さんは、ヘキサパスの味は、普通のタコとまったく一緒だったと述べている。
「捕まえたとき、普通と違った様子や、怪我をしていた様子はなかった。あのタコは、6本足で生まれたものだと思う。わたしたちは毎年ギリシャに行き、タコを捕まえたときは、同じことをしている。だから、希少生物だなんて、思いもよらなかった」

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Hydras さんは、いまでは希少生物を殺し、食べてしまったことを深く後悔しているという。
「科学者に、野生のヘキサパスの存在にもっと注目するよう働きかけていきたい。私にはそれくらいしかできないから。それが希少生物を殺してしまった、私の無知と罪を償う唯一の方法だと考えている」
過去に六本足のタコが捕獲されたのは、2008年2月のこと。英国の海洋科学者が発見した。このタコを調査した発生生物学者の PZ Myers 氏は、六本足のタコは新種ではなく、突然変異したものであると説明した。だが同時に「通常では考えられない種類のエラー」であるとも述べている。この「通常考えられない」貴重なタコは、六人の妻を持っていたとされる「ヘンリー8世」の名前を取り、「ヘンリー」と名付けられた。だがこのヘンリー以降、六本足のタコが発見されることは、今年の夏までなかった。