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【実食】渋谷にアツアツ濃厚な「盛岡冷麺」がある!?―専門店「つるしこ」の温めんが美味

冷麺を熱々にしたような「温めん」がうまい

東京・渋谷で見つけた盛岡冷麺専門店「冷麺ダイニングつるしこ」。冷麺を熱々にしたような「温めん」は牛スープの味が濃厚でつるつるの麺によくからみ、トッピングのみずみずしい野菜もおいしかった。

小さなお店

つるしこは、渋谷駅東口から明治通りを恵比寿駅方向に進んだところにある。たまたま通りがかって「盛岡冷麺専門店」の文字に興味をひかれた。でも、まだ気温もそう高くないし、とためらって、またじっとながめるうち、となりに書いてある「温めん」の文字に気づく。温かいメニューがあるようす。

どれと入ってみると、タッチパネルで食券を購入する方式だった。「牛スープ温めん」を注文してみる。価格は1,080円(税込)だが奮発。カウンターごしに「社長」と名札をつけた物静かなお店の人に券を渡すと、すぐに調理を始めてくれる。

熱々だ

しばらくして登場したのは、黒く簡素なドンブリにおさまった湯気のたつ一杯。レンゲでスープをすくってみると熱々。10時間煮出したとのうたい文句にたがわず、鼻を近づけるだけで食欲をそそる牛ダシのにおいがする。一口飲むとかなり濃厚。あれこれ、ほかの味をつけていないので、口当たりそのものはさっぱりしているが、塩気は恐らく普通のラーメンなどと同じくらい強い。

牛スープは濃厚

中に入っている麺はなるほど盛岡冷麺らしい半透明でつるつるしこしこした歯ざわり、舌ざわりだが、スープはよくからむ。実は温めんを食べるのは初めてだったが、冷たくなくても、冷麺のあのきゅるきゅるした食感が楽しめるのはいささかびっくりした。

麺にスープがよくからむ

トッピングの蒸してほぐした牛肉が、よい引き立て役になっている。ほんのり甘みがついていて、「しぐれ煮」を連想するが、独特の上品なうまみがある。

蒸した牛肉のほぐし。ほんのり甘みのある味つけ

ほかには野菜がたっぷり。ナス、ニンジン、ズッキーニ、レンコン。どれも鮮やかな色合いで、ここちよい歯ごたえはありつつ、かじりやすいやわらかさに火を通してある。このお店では、動物性の食品などをとらない「ヴィーガン」の人向けのメニューもあるせいか、野菜の調理にはこだわりを感じた。

野菜の火の通し方にこだわりを感じた

完食するとすっかり満腹。暖かくなったら冷麺の方も試してみたいと思いつつ、まだ少し肌寒い風が吹く明治通りを渋谷駅へ戻った。

冷麺ダイニングつるしこ
東京都渋谷区東1-27-6
冷麺ダイニングつるしこ
住所:東京都渋谷区東1-27-6
ご当地タグ  :
東京
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