カンボジアのかぼちゃプリン
カンボジアのかぼちゃプリン「ラパウ・ソンクチャー」

秋の味覚かぼちゃ。一説によると語源は東南アジアの国「カンボジア」だそう。実はカンボジアならではのカボチャスイーツが食べられるお店があると聞いて行ってみた。東京・神楽坂の「BAYON(バイヨン)」だ。

神楽坂の横丁へ

カンボジア料理「バイヨン」
神楽坂にこんなお店が

かぼちゃは南米原産だが今日では世界に広まり、もちろんカンボジアでも料理やスイーツとして使う。バイヨンはそんなカンボジアならではのグルメが味わえる店。

地下鉄飯田橋駅または牛込神楽坂駅からほど近い。神楽坂を登る途中で「見番横丁」に入り、住宅街の方へ進んだところにあって、金色の像が目を引く。

バイヨンにある像
金色の像がすごく目立つ

入ってみると落ち着いた雰囲気。さっそくかぼちゃのスイーツを注文したいところだが、ちょうどお腹も減っていたのでランチを先に頼む。

バイヨンの店内イメージ
店内のようす

バイヨンのお茶のイメージ
お茶を飲みながらゆっくりランチを決める

ナスのひき肉炒め定食「チャー・トロップ」(880円、税込、以下同じ)と、かぼちゃプリン「ラパウ・ソンクチャー」(650円)という組み合わせだ。

トロトロのナスうまし!

バイヨンの「チャー・トロップ」
「チャー・トロップ」定食は880円(税込)

チャー・トロップは、豚のミンチとナスを炒め合わせた料理。

ざっくりカンボジア風のマーボーナス、と言いたいところだが、違う部分もある。味付けはわすかにスモーキーで、むしろ日本の「焼肉」のような感じ。まったく辛くない。

バイヨンの「チャー・トロップ」
ナスがとてもやわらかい

大きな特徴としてナスがトロトロと舌にとろけるように柔らかい。外側の紫の皮はすべてむいて取り除いてあるのだ。これがカンボジア風なのだそう。いろどりは真赤な細切りのパプリカでおぎなっている。

バイヨンの「チャー・トロップ」
赤いのはパプリカ。辛くない

これを、きれいに丸く盛りつけた白いご飯と一緒にちょっとずつ堪能する。さらにセットでついてきた小鉢も順に箸を運ぶと食べていて飽きない。

サラダもしっかり一品料理

バイヨンのサラダ
エビや蒸し鶏が入ってる

セットでついてくるサラダは、東南アジア風の甘くてちょっぴり辛みのあるドレッシングがかかっている。キャベツなどの野菜主体に見えるが、実はゆで卵や蒸した鶏肉、エビが入っていて、しっかり一品料理になっているのだ。お酒がほしくなる。

「なます」は色あざやか

バイヨンの「なます」
「なます」。カットが美しい

セットにはサラダと別に「なます」もついてくる。ニンジンやキュウリ、ダイコンを花のようなかたちに切ってあり、目に鮮やか。しゃきしゃきとしているのに固さは感じず、食べやすい。なますらしい甘味と酸味はあるが、さっぱりしていてお漬物のような感じもする。

ほんのり野菜の甘味があるスープ

バイヨンのスープ
お吸い物風でほっとする味

セットのスープはノリを使ったお吸い物風。エスニック料理なのに、和食を思わせる飲みやすさで、ほっとする味だ。

ただしよく味わうとほんのり辛さと、あるかなきかの甘さも感じられる。砂糖をわずかに加えているほか、野菜の甘味を出したのだそう。

かぼちゃのタピオカデザート

かぽちゃのタピオカデザート
セットのデザート。かぼちゃだ!

セットにはミニデザートもある。タピオカココナツミルクにかぼちゃを加えたもの。黄と白のまざりあった柔らかい色合いがやさしげ。

かぼちゃのタピオカデザート
すっごくやわらかい

かぼちゃの香りとココナツの香り、とろりとした甘いミルクにタピオカのつぶつぶ感が合う。タピオカは球形のものだけでなく帯状のものもあるようだ。四角く切ったカボチャがひときれ入っているが、一口かじると本当にやわらかさに驚く。しかも甘い。こんなに甘いかぼちゃがあるのかと感心する。
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BAYON(バイヨン)
住所:東京都新宿区袋町26