その東京で「好きな海外のアイスクリームは?」と尋ねれば、多くの人が「ハーゲンダッツ」「サーティワン(バスキン・ロビンス)」「レディーボーデン」「コールドストーン」といったブランド名をあげるでしょう。
でも、実際のところ、世界ではどんなアイスクリームブランドが人気なのでしょうか?米国サイト Top Ten of City が発表している「Top Ice Cream Brands」から紹介しましょう。同サイトのランキングによれば、世界で人気の高いアイスクリームブランドのトップ10は次の通りです。
1位 Amul
2位 Baskin Robbins(B-R サーティワン)
3位 Ben & Jerry’s(ベン&ジェリーズ)
4位 Dairy Queen(デイリークイーン)
5位 Foster Farms Dairy
6位 Private Label
7位 Mauds Ice Cream
8位 Wells Enterprises
9位 Milko
10位 Nestle(ネスレ)
1位となった「Amul」は、インドの乳製品メーカー。同社は自ら「世界最大の乳製品メーカー」であると謳っています。Amul はインドのほか、モーリシャス、UAE、バングラデシュ、オーストラリア、中国、シンガポール、香港で高い人気を持つブランド。2009年から2012年の間の年間売上高は、米ドル換算で17億ドルを超えているそうです。

インドでは一年中アイスクリームが売れるみたいですよ
2位となったのは、日本では「サーティワン」として知られる、様々な種類のフレーバーを提供することで有名な米国のブランド「Baskin Robbins(B-R サーティワン)」。これまでに1,000を超えるフレーバーを作り出したそうです。アイスクリームに特化したチェーン店舗としては世界最大と言われており、30を超える国々で5,800を超える店舗を展開しています。

米国ブランド、強し!
3位の「Ben & Jerry's(ベン&ジェリーズ)」は、最近日本でも人気が高まりつつある米国ブランド。スペースシャトルで宇宙に持ち出された最初のアイスクリームとして有名です。

4位の「Dairy Queen(デイリークイーン)」も米国のブランド。19の国で5,700を超える店舗を展開しています。残念ですが、日本からは2004年に撤退しました。

5位の「Foster Farms Dairy」は、米国のカリフォルニア州を中心に根強い人気を誇るブランド。1941年にカリフォルニア州の Modesto で創業されました。

6位の「Private Label」はドイツで人気のアイスクリームブランド。2012年には10億ドルを超える売上を達成したそうです。

7位の「Mauds Ice Cream」は、北アイルランドとアイルランド共和国で高い人気を誇るブランド。アイルランドでは、主要なホテルやレストランなどでも、Mauds のアイスクリームを楽しむことができます。

8位の「Wells Enterprises」は、「Blue Bunny」アイスクリームで知られる米国のブランド。米国のアイスクリーム市場で、第3位のシェアを得ています。

9位の「Milko」は、スウェーデン最大の乳製品メーカーの1つ。少し変わったフレイバーを提供することで有名なブランドだそうです。

正直、筆者もこのブランドは知りませんでした
10位の「Nestle(ネスレ)」は、スイスに本社を置くグローバル企業。地域に密着したフレイバーを提供するメーカーが多いアイスクリーム市場の中で、珍しく世界市場をターゲットにしている企業です。また、あらゆる世代をターゲットにした様々なフレイバーを提供していることでも知られています。

初めて訪れた国で初めてアイスクリームを買う際の、もっとも無難な選択肢です