今秋行きたいホテルビュッフェ「北海道フェア」--シェフ厳選のオススメ食材はコレだ！

百貨店で大人気の催事“北海道物産展”。どこで開催されても、海鮮丼などを求めて多くの人が詰めかけます。

でも、今回ご紹介するのは、百貨店ではなくホテルのビュッフェ（ブッフェ）レストランで開催されている「北海道フェア」。食べ放題だから、気になるものを多種類食べてもいいし、気に入ったものをとことん食べつくしてもOK。“食欲の秋”だからこそ行きたくなるビュッフェ2つを、現地視察に行ったシェフがオススメする食材とともにご紹介します。


◆毎年恒例、大人気の東京ドームホテル「北海道フェア」


都内で秋の北海道フェアといえば、ココは外せません。東京ドームホテルのスーパーダイニング「リラッサ」では「北海道フェア 2015」の第1弾を開催中。定番の「蟹大漁盛り」や「いくらかけ放題」「日原メロン」などが楽しめます。

今年はホテルの開業15周年にちなみ、現地視察でシェフが見つけた“15の食材”を使った料理が登場。なかでも注目すべき食材は…？

【1】お米

1品目は、魚介でも肉でも果物でもなく、いくらかけ放題で提供されている「米」。2010年に品種登録された「ゆきさやか」という品種で、むかわ町小坂農園で生産されたものです。炊き上がりは白さとツヤツヤ感、そしてほどよい粘りと甘みがあり、いくらそっちのけで食べたくなるおいしさ。「ゆめぴりか」や「おぼろづき」と並び“食味がよい”とされているそうです。

生産量が少ないため、いくらかけ放題だけでの提供。じっくりと噛みしめながら楽しんで。第1弾（10月22日まで）、そしてディナー限定での提供です。


【2】にんじん

続いては「にんじん」。そばコーナーの近くで「大地のロースト」として提供されています。

“にんじん一筋40年”という上富良野町多田農園が生産したもの。こういうフェアに出てくるニンジンって、甘みを強調したものが多いように思うのですが、同農園のにんじんは、甘みではなく“にんじんの味”が濃いのです。シンプルなローストという料理法もまた、その味を引き立てています。


【3】ベーコン

3品目は、幕別町うらがみミートの「ベーコン」を使ったピザです。うらがみミートでは、手作りのハムとソーセージが人気。上質な豚肉をナラの木で燻煙したソーセージなど、そのどれもが絶品なのだとか。

供給量の都合上ピザの上にちょんとのっているだけなのですが、かぶりつく前にベーコンだけを食べてみて。小さなカケラでも、自然な塩味とともに香ばしい燻製香が口の中に広がります。


【番外編】組み合わせておいしい

・幌加内そば＋愛別町ジャンボ舞茸
ぷりっぷりと歯ごたえのある舞茸の天ぷらは、そばと薬味と一緒に召し上がれ。


・道産子漁師風パエリアは“だし茶漬け”に
道産子漁師風パエリアの横には、だしが用意されています。シメの一品として“だし茶漬け”にするのがオススメ。


第2弾が10月23日から11月30日まで、第3弾が12月1日から12月18日まで。第2弾では、15周年特別企画として“15kg級エンペラーサーモン”が登場するのだとか。イベントも随時開催されているので、Webサイトをチェックしてみて。
page 注目度上昇中のビュッフェレストランでは…◆人気ホテルビュッフェが贈る「北海道フェア」


近年、存在感を増してきている、ホテル インターコンチネンタル 東京ベイ「シェフズライブキッチン」。こちらはホテル開業20周年を記念し、「ニッポンを味わおう第3弾－北海道」が開催されています。

佃（つくだ）料理長自ら北海道まで足を運び、厳選した素材を使った料理およそ20種がラインナップされています。料理長が「ぜひ食べてほしい！」と推す食材はコレ！

【1】毛ガニ

猛プッシュされているのは、北海道名物「毛ガニ」。シーフードを加えてブイヤベースで仕立ててあります。「必ず使いたかった」と話す料理長、安くていいものを仕入れ、実現にこぎつけたそうです。

毛ガニの身がごろごろと入ったブイヤベースは、スープに溶かし込んだカニみそが隠し味。濃厚で深みのある味わいは絶品です。


【2】つぶ貝

続いては「つぶ貝」。アヒージョにして前菜コーナーで提供されています。

えりものつぶ貝は、火を通しても固くならず、濃厚で甘みがあるのが特徴とのこと。ニンニクとオリーブオイルに負けないしっかりとした味わいをお楽しみあれ。


【3】北海道のみそとミルク

「秋鮭のちゃんちゃん焼き 北海道ミルク仕立て」は、北海道の郷土料理として有名なちゃんちゃん焼きを、クリーミーに仕上げたものです。

北海道産みそとバターを混ぜ、ミルクを加えて“ミルク仕立て”に。視察に行った際、あらかじめバターを練りこんだ“ちゃんちゃん焼き用みそ”に出会い、そのおいしさに驚いたのだとか。


【番外編】全制覇してほしいスイーツたち

ブッフェのお楽しみ、デザート。同フェアでは“北海道仕様”の6種が用意されています。

筆者が最も驚いたのは「北海道じゃがいも“いんかのめざめ”のアイスクリーム」です。サツマイモのような甘さのあるジャガイモを、アイスクリームに。えぐみなどは一切なく、ちゃんとジャガイモなんだけどサツマイモのアイスを食べているかのような、不思議な味に出会えます。

料理長のオススメは「つぶつぶ北海道コーン“ホワイトショコラ”のブランマンジェ」。生でも食べられるトウモロコシの甘みを生かした、絶妙な味わいの一品です。


10月16日からはpart2として、一部の食材が入れ替えられる予定とのこと。11月30日までの開催予定です。

◆とにかく、さまざまな食材を楽しんで

シェフズライブキッチンのフェアで監修を務めた、ブッフェ評論家の東龍さんによると、「北陸などは魚にかたよりがちだが、北海道には肉も野菜もちゃんとあるというところが魅力」なのだとか。これから秋が深まるにつれて、旬の食べ物も変わってきます。シェフの手で調理された旬の食材を、ビュッフェでお腹いっぱい召し上がれ！