今日はクリスマス。ということで、サイレント(静か)でホーリー(神聖)な日にぴったりなおやつ「天使のはね」をご紹介しよう。
「天使のはね」とは、実は以前ご紹介した沖縄の名駄菓子「
塩せんべい」を焼くときに型からはみ出た、言ってみれば “かす” の部分。だがこの “かす” 部分で作られた「天使のはね」が絶妙に美味で、
せんべいなのに音が出ないほどふわふわなのだとか。
ネットでも「本当にふわふわで音がしない」「これは柔らかすぎ」「口の中で溶ける」などと評され人気急上昇中の「天使のはね」。せんべいなのにふわふわで柔らかいって、いったいどういうこと?気になるので、食べてみた!
■「天使のはね」を購入
ヨコ約20 × タテ約30cm という大容量パックだが、この大きさでなんと35グラム!驚きの軽さだ。
■食べてみた
パッケージに書いてあるとおり、本当に食べても音がしないのか?
なんてことだ、
本当に羽みたいにふわっふわだ!程よく塩味がきいた「塩せんべい」の味はするのだが、歯ごたえが全くない!だが、しけっている柔らかさとは明らかに違う。口に入れるとふにゃんと溶けて、なんだか心までふにゃんと優しい気持ちになってくる。
それにしても脱力系すぎて、
食べているとなぜか笑いがこみ上げてくる。く...プププ...むふふ、ふふふ、うふふふふ......
■「天使のはね」ランチプレート
「天使のはね」のパッケージ裏には、さまざまな料理に活かせる “アレンジ法” が紹介されている。ということで、試しに「天使のはね」をふんだんに使ったランチプレートを作ってみた。
・「天使のはね」入り おにぎり
米の中に小麦粉をインしているわけだが、うまい。「はね」に程よい塩味が付いているので、それだけご飯の中に混ぜれば味付けは十分だ。シンプルな「塩むすび」に、「はね」特有のコクがプラスされている。
・「天使のはね」入り みそ汁(なめこ)
みそ汁に入れた瞬間、水分を吸った「はね」はふわりと溶けて広がり、まるでひつじ雲のよう。柔らかな口どけで、なめこのみそ汁とよく合う。というかそもそも青森の郷土料理に「せんべい汁」というものがあるくらいだから、合わないはずはないのだ。
ただ、「はね」から多少塩味がにじみ出るので、みそ汁に入れるみそはいつもより少なめにするか、インスタントみそ汁の場合はお湯を多めに入れることをお勧めする。
・「天使のはね」入り レバニラ炒め
純白の「天使のはね」が映えそう、という理由で用意したレバニラ炒めだったが、えーと、これはレバニラの味が濃すぎてちょっとよくわからない。だがやはり、彩りはよくなった。「はね」は乾燥しているためソースをよく吸うので、レバニラの味が染みておいしい。
■おかずに入れてもおいしいけど、そのままが一番
「天使のはね」自体はかなり薄味なので、“隠し味” 的な役割を期待してはいけない。味の濃いものと合わせると、味を吸って結局そのおかずと同化するのだ。あくまで彩りを添えるものとして、あるいはご飯に入れて「塩むすび」的な味わいを楽しむのがよいだろう。
ということでえん食べ編集部では、「天使のはね」はそのまま食べるのが一番おいしいという結論に至った。が、気になる人はぜひ色々なアレンジメニューを試してみてほしい。