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伊豆諸島の「べっこう寿司」は魚のうまみが凝縮!―竹芝「島島弁当」で手頃に味わえる

「べっこう色」になったお寿司。これでも白身魚のマダイです。

東京・竹芝の「竹芝客船ターミナル」は伊豆諸島や小笠原諸島への玄関口。構内のコンビニエンスストアにも島の食材を生かした弁当が売っている。中でも「鼈甲鮨/べっこう寿司」は魚のうまみを濃縮した一品だ。

竹芝客船ターミナルは、東京臨海新交通臨海線(ゆりかもめ)の竹芝駅を降りてすぐ。中に入ると広々とした待合所や売店などがあって、その場で食べられるべっこう寿司のお店も営業している。

ターミナル内のコンビニエンストア「ヤマザキYショップ」でも「島島弁当」として置いていて、船のかたちをした箱に詰めたべっこう寿司は700円(税込)で買える。伊豆諸島への旅のおともによさそうだが、今日はそのまま持ち帰る。

「島島弁当」ほんとにしましま

島島(しましま)と名前にある通り、白と青のしま模様の帯がかかっていて、外すとまた赤と白のしま模様の箱があらわれる。なんとなくかわいらしい。

帯をとってもしましま

箱を開けると出てきたのはぎっしり詰まったべっこう寿司。日本の伝統工芸であるべっこう細工のような色をしたネタは、白身魚の刺身を唐辛子醤油(トウガラシじょうゆ)に漬け込んだもの。島島弁当ではマダイを使っている。上に乗った葉は、あしたば。島野菜だ。

ぎっしりべっこう寿司

さっそく1つとって口に運ぶと、元は淡泊なマダイのはずなのに、魚のうまみを強く感じる。舌にぴりっとくるのはトウガラシだろうか。さらに添えてあるサンショウを振ると、よりスパイシーになる。しかし醤油に漬け込んだマダイは、香辛料の強さに負けない濃厚さで、ちょうど釣り合うという印象だ。

魚のうまみがぎゅっと凝縮している。緑の葉はあしたば

トウガラシしょうゆに漬けてあるが、サンショウを振ればよりスパイシーに

ほかには白いコンニャクがひときれ、箸休めにか入っているので、これもいただく。薄く味がつけてあり、舌にやさしい。紅ショウガはピリリとした味付け。面白いことにレモンかなにか、柑橘の風味が利いている。

やさしい味の白いコンニャクとレモンの利いた紅ショウガも

本当なら潮風の吹く船の上で楽しむのにふさわしかろう上等のお弁当だが、ひとまずは伊豆諸島に思いをはせるよすがにしたい。

鼈甲鮨(べっこう寿司)/竹芝客船ターミナル
東京都港区海岸1-12-2
鼈甲鮨(べっこう寿司)/竹芝客船ターミナル
住所:東京都港区海岸1-12-2
ご当地タグ  :
東京
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