以前、えん食べでは「
グラスの中に“富士山”を見ることができる製氷器」をご紹介したが、米国オレゴン州にある“富士山似”の山、
フッド山(Mt.Hood)もグラスの中で眺めることができるようになったというのでお伝えしたい。
フッド山とは、米国オレゴン州のポートランド市に位置する山。形や標高が富士山に似ているため、日本人からは“オレゴン富士”と呼ばれ親しまれているそう。フッド山にはいくつかのスキー場があり、中には年間を通してスキーが楽しめるものもあるとか(出典:Wikipedia)。
そんなフッド山を愛してやまない地元出身の3人が制作したのが、底に“フッド山”がそびえ立つビアグラス「
The Oregon Pint(ザ オレゴン パイント)」だ。彼らはプロジェクト North Drinkware を立ち上げ、現在 Kickstarter で出資者を募集中だが、すでに目標金額を超える資金が集められている。
今回は「氷」ではなく、グラスの底が“山”になってる
The Oregon Pint は、デジタル3D 技術を使ってデザインされたミニチュアのフッド山を底部分にかたどったビアグラス。山のかたちに型をとるのにはかなりハイレベルなスキルを要するそうだが、今回ポートランドのガラス工房の協力を得て実現したのだとか。
このビアグラスに琥珀色のビールを注ぐと、底で小さな山がゆらめき、まるで
沈む夕陽を浴びて真っ赤に輝く本物のフッド山を見ているかのよう。透明の水やブルーのカクテルなど、入れるドリンクの色によってまた違った山の表情も楽しめそうだ。
The Oregon Pint を制作した理由を、「
僕たちが住み、遊んできた場所と繋がりを感じられるグラスが欲しかったから」と語るメンバー。さらに、彼らの大好きなオレゴンのクラフトビールをこれに注いで飲むのは「最高」なのだとか。まさに深い“地元愛”が生んだプロダクトといえよう。
なお、彼らはフッド山だけでなく、ほかの山をデザインしたグラスも制作していきたいと話す。そうすれば自分たちと同じように、各地域に住む人たちが地元の山との繋がりを感じることができるから、と。
父なる空と母なる大地、生まれ育った地元に感謝して…乾杯!
※画像の出典はThe Oregon Pint Kickstarter 公式ページ および North Drinkware 公式 Facebook ページ