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オペレーション チーズ! 北部イタリア地震で生産に影響

チーズ食事風景 写真提供:Wikipedia)

2012年5月20日に北イタリアで起きた地震で、チーズの生産に影響が出ているようだ。

ロイターなどの報道によると、農業分野の被害額は約2億ユーロ、中でも、イタリアを代表するチーズ、パルミジャーノ レッジャーノとグラナパダーノの生産施設が深刻な被害を受けた。

また、チーズ用の牛乳を生産する乳牛も、死んだり動揺したりしていて、生産力や品質が低下しているそうだ。

パルミジャーノ レッジャーノは、前日に搾り、一晩置いて分離した乳脂肪分を抜いたものと、当日朝搾った牛乳を混ぜたものから作るもので、一日一回しか製造できない。水分を完全に抜き、十八か月から三十六か月、熟成させ、長いものでは五年以上熟成させる。

すりおろしてパスタにかけたり、塊のままバルサミコ酢に浸して食べる。

Parmesan cheese の「パルメザン」とは「パルミジャーノ」の英訳で、すなわち、パルミジャーノ レッジャーノとは、パルメザンチーズのことだ。

また、ポー川流域で作られる、パルミジャーノ レッジャーノとよく似た製法のチーズが、グラナ パダーノ。

死者(人間も牛も)が出た地震で、チーズのことばかり言うのは気がとがめるが、パルメザンチーズの復興を祈る。

チーズ工場(写真提供:Wikipedia)
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