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「No.9は本当に皆さんに愛されていた」-- “絶食”中に死亡したダイオウグソクムシ「9号たん」に悲しみの声多数 ニコ生で追悼番組も

「No.9 は本当に皆さんに愛されていたダイオウグソクムシだったと思います」(鳥羽水族館)―― ニコニコ生放送などで人気だった、鳥羽水族館のダイオウグソクムシ「No.9(9号たん)」が6月3日までに死亡したことで、ネット上ではショックと悲しみの声が多数あがっています。No.9 は「絶食中」と伝えられていましたが、直接の死因は不明とのこと。

絶食中だった9号たん

2013年1月26日の入館以来4か月間、No.9 は水槽内で一度も餌を食べていなかったそうです。しかし死亡後、消化管のなかに消化されていないエサが106グラムほど残っていたとわかりました。「消化管に残った餌は入館前に海中で食べたものだと考えられ、おぼろ豆腐ぐらいの柔らかさで少し生臭さが残っていました。ウロコや小骨が残っていたことから、おそらく魚類を餌にしていたと考えられます」。



生前の No.9 について、「初めて見たときの衝撃は今でもはっきりと覚えています」と飼育担当者。9号たんは入館時の体長が 40cm、体重が 1,626g で、飼育担当者が見たなかで一番大きな個体(オス)だったそうです。ところが、バックヤードで数日間飼育して、展示水槽に出す際に再度計測してみると、体長が 36cm に縮んでいたそう。「どうやら到着時は深海から引き上げられた影響(水圧差)で、体の細胞内に水分を多く含んでいたようです」。

ニコ生では“マイペースで落ち着いた大人な雰囲気”を醸し出していた9号たん。現在企画されている追悼番組では、これまでに中継された映像のなかから、NO.1 や NO.5 と戯れる姿などが再編集して放送(6月13日21時~22時)されます。

モニターの向こうから、みんなの心を癒し、楽しませてくれた「9号たん」。感謝の気持ちも込め、今はただ静かに手を合わせます。
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