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食べ比べ!木村屋のあんぱん「桜」「苺」など春のフレーバー3種

木村屋總本店の「桜の花」は華やか

いつでもおいしい木村屋總本店のあんぱん。今回はサクラ、イチゴなど春のフレーバーを食べ比べてみました。花をかたどった見た目も華やかな新商品など、これからのお花見によさそうな3種類をピックアップ。

春らしいフレーバー色々

「桜の花」「酒種あんぱん 桜」「酒種あんぱん あまおう苺」で、それぞれ個性があります。

食べ比べてみましょう

・桜の花

まるまるとした桜の花

桜の花は2月に登場した新商品。価格は241円(税別、以下同じ)。お店の人によると期間限定ですが、いつごろまで店頭に並ぶかはまだ分からないとのこと。ひとあし先に花見を迎えるような華やかな見た目が特徴。厳密にはあんぱんとは別種の菓子パンとのことですが、中にはサクラ風味の餡(あん)がつまっているので食べ比べの対象にしてみました。

放射状に広がる5枚の花びらを模したパンは、生地が2層構造になっていて、上側はつやつやと弾力があり、下側はしっとりとやわらかめ。食感の違いが面白い。真ん中の金色の飾りもまわりとは違う風味があり、カスタードを連想します。

あんはゼリー風というか「道明寺」風の食感

あんはサクラフレーバーがふわっと甘くにおって、舌ざわりはちょっとゼリー風というか和菓子の「道明寺」風なところも。サイズが大きいのでナイフでカットするか、手で割いてしまって家族や友達とシェアするのがよいかも。1人でまるごと1個ならお昼ごはんでしょうか。

ボリュームは多めです
page バランス絶妙の酒種あんぱん 桜

・酒種あんぱん 桜

真ん中に「へそ」があります

酒種あんぱん 桜は、木村屋の定番品。価格は150円。お酒を造るのに使う「麹(こうじ)」などを生かした酒種でパン生地をふっくらさせる伝統の製法で、真ん中の「へそ」のようにくぼんだ部分には八重桜の花の塩漬けが入っています。

中身はこう

かじるとパンはしっとりしすぎず、しかしかたくもなりすぎず絶妙な焼きあがり。あんは小豆の香りがぷんとして甘味はほどほど。あんぱんと聞いて思い浮かべるおいしさを過不足なくすべて備えています。

芯にある桜の塩漬けに舌がふれると、ほんのりしたサクラのにおいと、わずかなしょっぱさがあり、いっそうあんを引き立ててくれます。サイズは1個まるごと1人で食べやすく、花の下でぱくっとほおばるのにぴったりです。

あんと桜の塩漬けのバランスが絶妙

・酒種あんぱん あまおう苺

つぶつぶ

続いてはあまおうイチゴのピューレを使った季節のあんぱん。価格は200円。特徴は何といってもナイフで切ったり手でちぎったりすると目にとびこんでくる鮮烈な赤。

赤い!

でもこれはジャムパンではなくあくまであんぱん。かぶりつけば、しっかりあんの味がするのです。イチゴの香りはややひかえめですが、酸味がしっかりあります。

パンはほかの酒種あんぱんと同じく、しっとりしすぎずかたくもないすばらしいバランス。ぎっしりつまったイチゴあんとの相性はぴったりです。フルーティながらも、あくまであんぱんとして楽しめるので、合わせるならミルク、緑茶、麦茶、肩のこらない好きな飲みもので。

意外と「あん」な味

花見に出かけるとして、誰かと一緒におやつを楽しむなら、色かたちが目を引く桜の花はシェアするだけで楽しいと思えます。酒種あんぱん あまおう苺は、真赤なあんをうまく見せたいところ。

でも味のバランスが最もよいと感じたのはやはり酒種あんぱん 桜で、もし1人静かに花を愛でるなら、こちらをおともに勧めます。
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