日本初上陸となるニューヨークの人気ベーカリー「THE CITY BAKERY」、その世界初のレストラン「ブラッスリー・ルービン」など、グランフロント大阪には気になるお店がたくさんあります。なかでも注目を集めているのが、日本初出店の「Taormina(タオルミーナ)」。ハワイで人気のイタリアンで、シチリア料理を気軽に楽しめるトラットリアをコンセプトとしています。

シチリアはイタリア半島西南の地中海に位置しており、「アッサジーニ(イタリア語で"試食")」と呼ばれる小皿料理や新鮮な魚介を使ったパスタをワインと一緒に楽しむのが、“シチリア式トラットリア”の作法だそうです。


この“シチリア式トラットリア”を堪能すべく、グランフロント大阪へ突撃。気になるランチを食べてきました!

シチリアの州旗がモチーフ
シチリアの州旗がモチーフ
 
Taormina やブラッスリー・ルービンなどが入る南館7階のレストランフロアは、11時にオープンします。しかし、開店15分前の10時45分には、すでに各店に行列ができていました。

Taormina でも、入り口から外壁に沿う形でおよそ30人が並んでいますが、総席数は81席とのことなので、一巡目で入ることができそうです。その後、開店時には40人ほどの行列に。開店してからも客足は途絶えず、常に10人ほど並んでいる状態が続いていました。
 
角を回り込んで、行列は続きます
角を回り込んで、行列は続きます

店内は、入って右手がテーブル席、左手がカウンター席となっています。カウンターは8席用意されており、2人で行った場合、空いていればテーブルかカウンターを選ぶことができます。1人でも気軽に入ることができ、この日は3組の“おひとりさま”が来店していました。

キッチンはオープンで、店外やカウンターからシェフの皆さんが調理する様子を見ることができます。

オシャレな入り口
オシャレな入り口

ランチメニューは、内容の異なる3セットが用意されています。「Pranzo A」が、サラダ+プリモ。「Pranzo B」は、前菜3種盛+プリモ+ドルチェ。「Pranzo C」は、前菜3種盛+プリモ+セコンド+ドルチェ。すべてのセットに、パン、コーヒーまたは紅茶がつきます。

プリモとは、イタリア語で「第一の」といった意味で、イタリア料理では、パスタやリゾット、スープなどを指すそうです。セコンドは「第二の」といった意味。フランス料理でいうメインにあたり、肉料理や魚料理を食べるそうです。

Taormina では、8種のプリモ、2種のセコンド、3種のドルチェ(デザート)から好きなものを選んでオーダーできます。

ランチは選べる3セット
ランチは選べる3セット

プリモの中で一番のオススメは、「生ウニのスパゲティーニ」。ハワイ・ワイキキ店で人気のメニューで、海水と同じ塩分濃度の水につけているため、新鮮なウニの味が楽しめるといいます。世界各国の食通のあいだで話題となったそうです。

もうひとつのオススメが、シチリア名物「いわしとフェンネルのブカティーニ」。こちらもワイキキ店の人気メニューです。ブカティーニとは、通常よりも太くて長い麺で、もちもちとした食感が特徴だとか。

グランフロント大阪店でもっとも人気があるのは、にんにくの香りがアクセントの「パールモッツアレラと小エビのマリナーラ スパゲティーニ」。

このほか、ピッツァフリッタやリゾット、ブリオッシュサンドなど、パスタ以外のメニューも充実しています。

私がオーダーしたのは、「いわしとフェンネルのブカティーニ」。ソースにたっぷりと入っているフェンネルは、地中海の沿岸を原産とする香草で、魚の匂い消しとしてよく使われます。さらにソースにはレーズンと松の実が入っており、いわしの魚くささを消して味を引き立てています。もちもちした食感の太麺にはソースがよくからんで絶妙な味わい。海産物をよく使うシチリアらしい料理です。

ボリュームたっぷり!
ボリュームたっぷり!


ソースがよくからんで、絶妙な味わい
ソースがよくからんで、絶妙な味わい

ランチにつくパンは、オニオンとトマト。オニオンのパンはピリっと辛く、パスタソースと相性抜群!ぜひソースをつけて食べてみて下さい。トマトのパンは、中は真っ赤ですが辛さはなく、ほどよいトマトの香りを楽しむことができます。

サラダもパスタもボリュームたっぷりで、Pranzo A でも大満足。ちょっと贅沢なランチを楽しみたい人は、Pranzo B や C をフルで堪能して!生ビールやワインなどのドリンクもありますよ。
 
赤いけど辛くない!
赤いけど辛くない!

さて、開店と同時に入店し、お会計を終えてお店を出たのは11時45分頃。行列は20人くらいになっていました。

平日は、11時~15時がランチタイム、15時~16時半がカフェタイム、17時~23時がディナータイムとなっており、特にランチタイムは混み合うそうです。11時の開店と同時か14時~15時の間なら、少なめの待ち時間で入れる可能性が高いとのこと。

休日は常に満席状態が続き、比較的すんなりと入れるタイミングは開店時しかないそうですが、平日と同じく、14時頃になると少し落ち着くとのことです。15時までに入店すればランチメニューがオーダーできるそうなので、11時に間に合わないときは、14時台を狙ってみるといいかもしれません。

もちろん、同じく7階にある他のお店も長蛇の列!ブラッスリー・ルービンの大行列はもちろん、そのほかの洋食・イタリアン系レストランのほとんどが15人前後の待ち人数でした。オープンから約2か月が経ったグランフロント大阪ですが、レストランの行列まだまだ続きそうです。

オシャレなボトルの「Natural Osaka Water」…
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