たこ焼きチェーン「築地銀だこ」を展開するホットランドの新業態は、熟成肉とお好み焼きの「囲 Kakomu」。1号店が1月14日、東京・赤坂にオープンします。
ウリは、“熟成肉”の鉄板焼きと、熟成肉の旨みがしみ込んだふわとろの“極上お好み焼き”。たこ焼き人気店がつくるお好み焼き、気になる! えん食べ編集部はメディア内覧会でひとあし早く試食してきました。
銀だこのお好み焼き屋「囲」で食べられる“極上お好み焼き”って?
さっそくお好み焼きを焼いてもらいましょう。「熟成肉六白豚天」「海鮮ミックス天」「熟成黒毛和牛天」のなかから、鹿児島県産の黒豚を使った「熟成肉六白豚天」(税込1,080円)をいただきました。
まずは、1cm以上ありそうな分厚い豚肉が登場! 鉄板の上でジューッと焼いていきます。
その間に、ひとくち大のキャベツがどっさり入った生地を混ぜる店員さん。これを半分ほど、豚肉の隣に落とします。
ここで、豚肉をひとくちサイズに切って生地の上にのせ、残りの生地をかぶせます。そう、
生地と生地で肉をはさんで焼き上げるのです。全体を山のように盛って丸く成型したら、約10分かけてじっくり焼きます。
焼きあがったらソース、マヨネーズ、鰹節、青のりをトッピングして…。囲流“熟成肉お好み焼き”の完成です。
食べると、
ふわっふわでビックリ。生地の重さを全く感じません。時折香る桜エビや紅ショウガ、シャキシャキと音が鳴るキャベツ。サンドしているからか、全体にじんわりしみ込んだ豚肉の旨み。軽いけど、しっかり食べ応えがあります。確かに、いつものお好み焼きとは異なる初めての味わい。ザク切りキャベツのキャベツ焼きみたいなイメージかも。
ふわふわ食感に仕上がる秘密は、キャベツを多く、生地を少なくすることにあるそう。また野菜の水分で蒸し焼き状態にすることでさっぱりと仕上がるため、シメにもちょうど良い“軽さ”になるのだそうです。
とても手間がかかるため、注文から焼きあがりまで約30分はみてもらいたいとのこと。そのためか、この
お好み焼きが食べられるのはディナータイムだけです。ランチタイムは提供されていないのでご注意を。また厨房で焼いてから持って来てくれる場合もあるそうです。
ディナータイムには、このほか、黒毛和牛や黒豚、海鮮、野菜の鉄板焼き、一品、デザートと、各種アルコールメニューが用意されています。肉をメインに一品を食べ、シメにお好み焼き、といったイメージでしょうか。とはいえ、お好み焼きは“軽い”ので、おつまみとしてもグイグイいけちゃいそう。
page ランチタイムは熟成肉のステーキ定食がお得!もうひとつの看板メニューは“熟成肉”。黒毛和牛や黒豚などがステーキで提供されます。
ランチタイム(11時30分~ラストオーダー14時30分)は、これらをリーズナブルに食べられるのがポイント。ご飯とみそ汁をセットにした「お昼膳」として、5種が用意されています。
このなかから、1日30食限定の「熟成黒毛和牛リブロース 鉄板焼き膳」(税込1,380円)を試食しました。
ほどよく火の通った肉は、食感がありながらも歯切れよく、旨みがじんわりと口の中に広がります。湯気がもうもうとあがるアツアツで提供されるので、さめないうちにほお張って。
薬味として、大根おろし、ワサビと3種の塩(カレー、抹茶、柚子)が用意されています。筆者個人的には、大根おろしがオススメ。肉にちょっとのせてご飯と一緒にかきこむ…なんて食べ方でもおいしかったです。
このほか、牛肉だと内モモやイチボのお昼膳が、またお好み焼きで使用されている豚肉や、鶏肉「桜姫」のお昼膳がラインナップされていますよ。ちょっと贅沢したいときのランチによさそう。
店内は、4人がけのテーブル席が中心で、入り口横のカウンター席もあわせて44席。
住所は、東京都千代田区永田町2-14-3 東急不動産赤坂ビル地下1階、赤坂見附駅のすぐそばです。営業時間は11時30分~15時、17時~23時、ラストオーダーはいずれも30分前。