「おとぎの国」や「江戸時代」、そして「サンダーバード」や「仮面ライダー」。
レストランには、様々な「テーマ」を持つ「テーマレストラン」と呼ばれるものがある。レストランがテーマを持つ理由は、食事に“非日常”を持ち込み、顧客にプラスアルファの楽しさを提供することだ。
そんなテーマレストラン業界(?)に8月28日、「トイレ」をテーマにした新たな店舗が加わった。中国メディア China.org.cn が伝えている。
同メディアによれば、同レストランがオープンしたのは中国山西省の太原。同レストランの内装は、トイレをテーマにして統一されており、顧客は本物の便器を改造して作った椅子に腰かけ、店内の至るところにあるトイレをイメージした飾り付けを眺めながら食事できるという。椅子に備えつけられたクッションも、“ウンコ型”という徹底ぶりだ。
店内にはトイレ気分を高める細やかな演出が
でも、なぜトイレ気分を高める必要が?
徹底しているのは内装だけではない。料理は、基本的に「茶色」にこだわって調理され、提供されているという。例えば、ソフトクリームの色も茶色。それが、トイレ型の食器に入れられて提供されている。
トイレレストランが食事に持ち込むのは、「トイレ」というまったくの「日常」。非日常が重要なテーマレストランのテーマ選択としては間違っているかもしれない。だが、楽しさの提供には成功しているらしい。少なくとも、子どもは大喜びしているそうだ。