
勇敢なネズミは、どう見ても勝ち目が無いにもかかわらず、仲間のネズミを助けるため蛇に対する反撃を試みた。蛇の頭に飛び乗ったり、蛇の口元に噛みついたりして、蛇に攻撃を加えた。また仲間のネズミを、蛇の口から引っ張り出そうと努力もした。だが、勇敢なネズミの必死の努力にもかかわらず、捕えられたネズミは、やがて蛇に飲みこまれていったという。


ネズミは仲間の救出に失敗した後、自分が生き延びるため、水槽の中で隠れ場所を見つけようとした。だが、水槽にいたもう一匹の蛇によって捕獲され、食べられてしまった。


蛇は長い冬眠から目覚めた直後で空腹であり、2匹のネズミは動物園が蛇に与えた冬眠明け最初の食事だったと、Daily Mail は伝えている。
この記事に関して Daily Mail のコメント欄には、読者からの数多くの投稿が書き込まれている。その多くは、仲間を助けようとするネズミの高い人間性(?)を賞賛するものだ。
「動物であっても、人間のように考え、感じ、共感できる。すごい!」
「このネズミは、多くの人間よりも勇敢かもしれない。勲章に値する」
「ネズミは私たちに、思いやりや人間性について教えてくれた」
「これが仲間というものなのだろう。それにしても、悲しいニュースだ」
だが、この記事で蛇を嫌いになった人も多いようだ。
「先に食べられたネズミは、もう一匹のパートナーだったかもしれない。ネズミにだって感情はあるだろう。ひどいニュースだ」
「不愉快だ。すべての蛇は殺されるべきだ」
「良い蛇と言えるのは、死んだ蛇だけだ。ネズミたちがかわいそうだ」
「私はネズミが嫌いだが、この記事を読んで泣きそうになった」
また、生きたままのネズミを餌として与えた動物園を非難する意見も見られた。
「ネズミたちを生きたままで投げ込む必要はあったのか」
「蛇だって食べないといけないことはわかる。だが、これは自然環境とは言えない。自然であれば、ネズミには逃げるチャンスがある。ガラスの水槽に入れられたら、逃げ場がない」
中には、行き場の無い怒りをぶつける人もいた。
「カメラマン!撮影してないで、ネズミを助けろ!」