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ペットのニワトリが飼い主のピアスを飲む ― ピアスは消化に利用されているらしい

英国バークシャ―州に住む女性 Claire Lennon さんは、ペットのニワトリにピアスを食べられてしまった。だが Lennon さんは手術によってニワトリからピアスを取り出すことはせず、ニワトリが老衰で死ぬまで待つと決心した。英国メディア Daily Mail が伝えている。

ニワトリにピアスを飲まれてしまった Claire Lennon さん

同メディアによれば、ニワトリが飲みこんでしまったのは、彼女のパートナーである Adam さんがプレゼントしたダイヤモンド付きのピアス。価格は 300ポンド(約4万6,300円)だったという。

Lennon さんの手元に残ったピアス
もう一方が、ニワトリに飲みこまれた

Lennon さんは、ペットのニワトリ「Sarah」を肩に抱き上げたときに、耳に付けていたピアスを飲まれてしまったという。Lennon さんは Daily Mail に対して、そのときの様子を次のように語っている。

「突然、耳に鋭い痛みが走った。そして、Sarah がピアスを飲みこんだのがわかった」

Lennon さんはそれから数日、Sarah をケージに入れてピアスが排出されるのを待った。だが排出されなかったため、獣医に依頼して Sarah の体内をレントゲンで撮影。ピアスが Sarah の砂嚢(さのう)内にあることを突きとめたという。獣医は、ピアスが砂嚢に入ってしまった場合、自然に排出されることはまずないと述べたそうだ。

ニワトリのレントゲン写真
ピアスが映っているのがわかる

鳥類は歯を持たない。このため、砂や小さな石を飲み込んで、砂嚢中でそれらを歯の代わりとして利用し、消化の助けとしている。Lennon さんのダイアモンド付きのピアスは、Sarah の砂嚢内で、固い木の実などを砕く際に利用されてしまっているようだ。

獣医は、手術してピアスを取り出すことは可能だが、その場合は Sarah の命は保証できないと説明した。このため、Lennon さんは現在6か月の Sarah が老衰で死亡するまで、およそ8年間待つことに決めたという。Lennon さんは次のように語っている。

「ピアスを失くしてしまったことは本当に悲しいことだ。Adam が私に買ってくれた、大きな意味を持つものだから。でも、Sarah を失う恐れのある手術をするわけにはいかない。少なくとも、私たちは大事なピアスがどこにあるかわかっているし、いつの日かそれは私の手に戻ってくる。それまで、何年も待たなければならないにしても」
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