無印良品に登場した『魚の缶詰』シリーズ。普段食べる機会がない魚や、工程上使いきれない部位や加工しにくい部位などを活用した水煮の缶詰です。

ラインナップは6種類。これまで「さばの尾肉水煮」や「ぶりの腹肉水煮」などをご紹介しましたが、今回はあまり馴染みのない「こまい水煮」を食べてみました。

こまいってどんな魚？

北海道で食べられているタラの一種。体長10cmほどのものを一夜干しで食べることが多く、大きいサイズのものは一般的ではないため流通していないそうです。

こまい水煮

「こまい水煮」は、干物にするには大きすぎてはじかれるこまいを、食べやすいようまるごと水煮に。骨もやわらかく仕上げられています。化学調味料、合成着色料、香料不使用。価格は290円（税込）。


大きさはゴロっとしたものからひと口サイズのものまでまちまち。そのまま米にのせてマヨネーズをかけ、薬味をトッピングした超簡単な「こまい丼」を作ってみました。


ふっくらとした身はタラのように淡白な味わい。塩で味付けされており単体で食べても物足りなさはありません。ただし魚特有の臭みもほんのり。コクのあるマヨネーズや爽やかに香る薬味と合わせることで臭みが消え、旨みが引き立ってきます。途中で七味唐辛子をかけるとより味に深みが出るのでおすすめ。



「こまい水煮」1缶（190g）あたりの栄養成分はエネルギー98kcal、たんぱく質23.4g、炭水化物・脂質0g。たんぱく質を摂りたいけど脂質などは抑えたいという時にぴったり。普段はあまり馴染みのない魚ですが、アレンジしながらいつもの食事に取り入れてみてはいかがでしょうか。