
ハロウィン バーガーは、生地に竹炭を合わせて真っ黒に仕上げたオリジナルのバンズに、180gのビーフパティとかぼちゃのグリル、モントレージャックチーズ、レタス、トマトをサンドしたもの。かぼちゃにはアクセントにケイジャンスパイスを効かせてあるそう。

真っ黒なバンズは見た目に反してやさしい味。ふんわりとした口あたりで、ふわっとバターが香ります。いつもと変わらぬおいしさ(ほんのちょっと香ばしいかな?くらい)ですのでご安心を。
分厚いビーフパティは、歯を入れた瞬間にあふれる肉汁と、ギュッと詰まった肉肉しい噛みごたえで迎えてくれます。いつも思うんですが、この「ザ・肉!」なパティ、ハードロックカフェのハンバーガーならではですよね。

たっぷり重ねてサンドされたスライスかぼちゃは、甘くて温かくてホクホクとした食感。溶けかかったチーズのうまみとまろやかな塩気、ときおりチリチリっと舌を刺激するスパイスの辛みが、かぼちゃの甘みをさらに引き立てています。

一方、気になるブラック パンプキンタルトは、漆黒のタルト生地で、かぼちゃを包んで焼き上げたもの。イカスミのように真っ黒な色の正体はココアだそうです。生地に練り込んであるんですね。

生地はとにかく真っ黒です。光を反射して、テカテカと黒光りするほど。生地の部分だけで1センチ弱ほども厚みがあったり、暗闇を走る稲妻のごとく天面にちょっぴりひび割れが入っていたりとめちゃくちゃイカついビジュアル。なんていうか、すごく強そうです。そんな強そうな生地の中には、かぼちゃのフィリングがたっぷり。

食べてみると、生地はサクサク香ばしく、パイとクッキーを足して割ったような食感。ほんのりビターなカカオの風味が広がります。中に詰まったかぼちゃフィリングはしっとり冷たくて、舌にのせるとほっくりとした甘さとともにほろほろっと溶けていきます。なめらかながらも濃厚なその口どけは、じっくり煮たかぼちゃをそのまま食べているよう!

かぼちゃフィリングはしっかりスパイスが効いていて、ただ甘いだけじゃない、絶妙な大人のスイーツの味わい。個人的な意見ですが、ホクホクとした甘さとスパイシーさが対等に渡り合うこの味、すごく好きです。プレートにはホイップが添えられているので、お好みの甘さに調整して。

なお、ご紹介したメニューの最終提供日である10月31日(ハロウィン当日)には、各カフェの店内が“ハロウィン仕様”にデコレーションされるほか、スタッフも華やかに仮装をしてお出迎えしてくれるそう。アメリカンレストランならではの「本場のおもてなし」が期待できそうですね。
また、お店ごとに記念写真が撮れるフォトブースが置かれたり、仮装コンテストが開催されたり(詳しくは各店の公式Facebookを参照ください)するそうなので、気になる方はぜひドレスアップしてお友達と参加してみては!?