
Oncle Sam は、ポップコーンを1度に1粒しか作れないローテクなポップコーンマシン。でもその仕掛けは、「ピタゴラ装置」のように大掛かりで複雑なものになっています。
マシンは、原材料となるトウモロコシ、水、塩を格納する容器部と、それらを熱しポップコーンを作る調理部から構成されます。マシン下部のハンドルを回すことで、原材料はマシン中央の調理部に集められ、ろうそくによって熱せられます。やがてトウモロコシの温度は上昇し、固い種皮が弾けてポップコーンができるという仕組み。







同プロジェクトは、ありふれた存在であるポップコーンの製造プロセスの再解釈を目指しているそう。通常であれば一度に大量製造されるポップコーンを、あえて1粒づつ作ることで、人々がその製造工程に注目し、感謝し、1粒のポップコーンをより深く味わえるようになるのが狙いだとか。同時に、ポップコーンの製造工程をショーとして視覚的にも楽しんでもらいたかったそうです。
さてこのマシン、もし日本で作るとしたら、どのようなものになるのでしょう?「1度に1粒しか炊けない炊飯器」とか「1度に1本しか打てないそば打ち機」? う~ん、どれも迷惑! でも、そういう迷惑、嫌いじゃないんですよね~。日本の美大生の方、どなたか作ってくれませんか?