
「近江の秋~近江米と彦根梨のロール~」は、近江の新米と米粉、彦根の梨を使ったもの。ミルクでしっかりと煮込んだ新米のクリームと、米粉入りでしっとり・もっちりした生地、トンカ豆でコンポートした彦根梨が特徴だ。「滋賀の果樹の美味しさを伝えたい」と、素材の味を活かした味わいにこだわったそうだ。

金賞を受賞したのは、工藤晶子さん(北日本ハイテクニカルクッキングカレッジ/岩手)の「Rouleau“Suisen”」。岩手・大船渡市の「酔仙(すいせん)酒造」の酒粕を生地に、にごり酒「雪っこ」をシロップに使い、ゆずの香りをクリームに加えてすっきりとした後味に仕上げられているとのこと。

また、銀賞を矢代優さん(柏屋/福島)の「ルーロ・ソレイユ」が、銅賞を長谷川岳人さん(もりもと/北海道)の「どさんこ豆の砂糖醤油ロール」が、特別賞を前城竜太さん(名月製菓 ムーンハート/沖縄)の「ティーダ」が、それぞれ受賞した。

今回のコンテストには、全国から18のロールケーキが出品された。これらのケーキは、各店舗で商品化が検討されているそうだ。
