
冷凍された麺、スープ、具材のセットが届くので、メレンゲ用の玉子、ゆで玉子、海苔を用意する。





まず、ベールに包まれた“お稲荷さん”をのせ、スープと一緒に入っているメンマを“パンティ”の形に置く。そのメンマにそって、形を整えながらメレンゲをトッピングしていき、ゆでたまごの目、眉毛ののりを乗せると、「変態仮麺」の完成だ。



味はというと、「真面目に美味しさを追求しました」と店主の庄野さんが話しているとおり、見た目に反して(?)ガチな味。もちもちの太麺と、鶏の旨みが効いた濃厚スープがよく絡んで、とてもおいしい。さらに、“パンティ”部分のメレンゲがスープに溶けることでまろやかさが増し、味の変化も楽しめる。
気になる“お稲荷さん”の中には、炙りチャーシューと、金ごまをまぶした黄身が2つ入っている。はずだったのだが、チャーシューが“お稲荷さん”の中には入りきらなかったようなので、別々でいただくことに。じっくり煮込んだという炙りチャーシューは、口に入れた瞬間になくなってしまうほどトロトロで、金ごまタマゴはとても香ばしく、ごまの香りがスープとよく合う。“お稲荷さん”そのものも、とても美味だった。

ところで、メレンゲを作る際にあまった玉子の黄身。同封されていた“作り方”をよく見ると、残ったスープとご飯を煮込んで“リゾットに”と書いてあったので、もちろん作ってみた。雑炊のようになってしまったが、これも絶品。スープがおいしいからこそできる食べ方なのだろう。

「変態仮麺」は、スープ、麺、具材、もちろん見た目も、すべてが“ガチ”でおいしいラーメンだった。メレンゲなどに少し手間はかかるが、お店まで食べに行けない人や、自宅でのサプライズなどに使いたい人には嬉しい商品かもしれない。価格は830円で、200食限定。入荷次第発送となるそうなので、ご注文はお早めに。
でもやっぱり調理するのが面倒だと思った人!二丁目つけめん GACHI では、5月12日頃まで「変態仮麺」を提供しているそうだ。11時からと18時から、それぞれ10食程度限定とのことなので、こちらへ“本物”を味わいに行ってみるのもいいだろう。