モスバーガーの新メニュー「モスカレーバーガー」が、7月7日に発売される。モスの看板メニュー「モスバーガー」のミートソースをカレーソースに変えたもので、カレーソースは“
毎日食べても飽きないお母さんの味”をテーマに、万人に受け入れられる味わいを目指したんだとか。
“お母さんのカレー”とひと口に言っても、
お母さんの数だけカレーの味はある。モスの考える“お母さんのカレー”とは一体どんな味なのか?気になったので、メディア向けの試食会に行くことに。同時発売される「リッチモスチーズバーガー」と合わせ、発売にさきがけ試食させてもらった。
■カレーモスバーガーを食べてみた
トマトとハンバーグの間から、あふれ出るカレーソース。スパイシーな香りも食欲をそそる。
まずはカレーソースのみを口にしてみる。スパイシーな風味と複雑なコクのある旨みが広がり、ジワッと心地よいしびれが舌を包む。ヒリヒリとした辛さはないが、甘口という訳ではない。
確かに毎日でも食べられるシンプルなおいしさのカレーだ。しかしこれが“お母さんの味”だとしたら、
このお母さんは相当な本格派、スパイスを知り尽くした“スパイス使い”と呼べるだろう。子どものために、辛さを抑えて作ったというところか。彼女の本気カレーも食べてみたくなる。
複雑な味わいのカレーソースと相性抜群なのが、シャキシャキの玉ねぎ。カレーソースの辛さを和らげ、ジューシーでさわやかな味わいへと進化させる。さらにバンズに塗られたマヨネーズがマイルドなコクを加え、味の奥行きはいや増す。
パティやバンズなどのモスのスタメンにもしっかりなじみ、定番としてバーガーメニューに載ってもおかしくないおいしさ。また隠し味に醤油加工品が使われているためか、スパイシーで異国情緒がありながら、どこか落ち着く味わいに仕上がっている。個人的には、この部分に“お母さん”を感じた。
■リッチモスチーズバーガーを食べてみた
2014年に発売され、好評により再登場となったのがこちら。前回よりゴルゴンゾーラチーズの量を増やし、風味とコクがアップしているとのこと。
こちらもあふれるミートソース、とろりとしたチーズソースが食欲をそそる。
トマトとミートソースの間に、ゴルゴンゾーラチーズソースがたっぷり。チーズ独特の香りも漂う。
口にすると、ゴルゴンゾーラチーズのクセのある風味が、舌の上を縦横無尽に駆けめぐる。チーズ好きにはたまらない濃厚さ。ビールやワインと合わせて楽しみたくなる。
下段にはさまれたスライスチーズは、いつもほど目立たないながらきっちりと働く。ゴルゴンゾーラチーズソースとともにミートソースを挟み打ち、チーズの味わいを確固たるものにしている。
わき役に甘んじるも、決してサボらないスライスチーズ(下)
たっぷりのチーズと、チーズの塩気によりいつもより甘く感じられるミートソース、パティの旨みがひとつになり……。リッチモスチーズバーガーの“リッチ”とは、チーズがふんだんに使われているというだけでなく、今この瞬間を指すのだと感じさせられる、まさに「リッチ」な味わいがそこに待っていた。
■まとめ
スパイシーなモスカレーバーガーに、その名のとおりリッチなリッチモスチーズバーガー。毛色の違う2つの新メニューだが、どちらも夏にぴったりの味わい。前者はまぶしい太陽の下、後者は木陰のウッドデッキで楽しめば、より一層おいしく感じられそうだ。なお価格はモスカレーバーガーが390円、リッチモスチーズバーガーが440円(いずれも税込)となっている。