地球上では、毎年300万~400万人が「水」に関わる病気で命を落としている。彼らの多くは日々汚染された水を口にし、そこから菌を体に取り込み、病に倒れてしまう。だが、自分が “危険な水” を飲んでいるという認識がない人も未だ多いようだ。
そんな人たちに「清潔な水」の大切さを伝えるため、そして「清潔な水」を供給するために慈善団体
WATER is LIFE によって開発されたのが「Drinkable Book(飲める本)」だ。米国メディア Huffington Post が伝えている。
飲める本とは、水の衛生について教えてくれる本。それだけではない。本のページは “フィルター” となり、コレラや腸チフスといった汚染水に含まれる危険な細菌を取り除くことができる。
飲める本の1ページ
「水の汚染は、ごみや動物の排泄物から引き起こされる」
汚染された水もこのフィルターを通せば、99%以上安全といえる “飲料水” になるそうだ。フィルター1枚で30日分、
本1冊では4年分のクリーンな水を供給できるのだとか。
世界には、私たちが当たり前のように飲んでいる安全な水も、整備された水道もない地域で暮らす人たちもいる。そんな人たちに、この本が1冊でも多く届くことを心から願う。
※画像、動画の出典はすべて
YouTube 公式動画