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推定樹齢6,000年! 世界最高齢の「バオバブの木」内部に作られたパブ「Sunland Baobab」

南アフリカの小さな町 Modjadjiskloof 近くの Sunland Farm には、ユニークなパブがある。推定樹齢6,000年とされるバオバブの木の内部に作られた「Sunland Baobab」だ。

推定樹齢6,000年とされるバオバブの木内部に作られたパブ「Sunland Baobab」

Sunland Baobab の木は驚く程大きく、高さは約22メートルで、外周は約33メートル。木の幹には空洞があり、その空洞部分にパブが設置されている。空洞はバオバブの木が樹齢1,000年を超えたあたりから自然に出来始めるもの。だが、Sunland Baobab の空洞はおよそ5,000年かけて作られた大きなもので、訪れる観光客を驚かせているそうだ。

Sunland Baobab の高さは22メートルで、外周は33メートル

パブの定員は15名。天井までの高さがおよそ4メートルあるため、狭苦しさを感じることはないという。また、空洞内部の気温はほぼ一定に保たれているため、暑い日でもパブ内は比較的涼しいのだそうだ。この性質を利用して、別の空洞にはワインを入れ、ワインセラーとして利用しているという。

パブの入口周辺

ここが入口 やや、せまめ


およそ5,000年かけて自然に作られた空洞


窓などはなく、バオバブの木による自然換気に頼っている

イベント時には、木の外側にもテーブルが設置される。このときバオバブの木の枝は、お客さんに木陰を提供する日傘の役割を果たす。

イベント時には、木の外側にもテーブルを設置する

パブのオープンは80年前の1933年。現在のオーナーは Van Heerden さん一家で、Sunland Farm を1989年に購入した。Heerden さんは、パブの近くで B&B も経営している。

Sunland Baobab は世界最高齢の木の1つというだけでなく、この地域最大のアトラクションともなっているそうだ。
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