
横浜は元町、緑に囲まれたエリスマン邸の厨房を、喫茶室として開放しているしょうゆ・きゃふぇ。「天野醤油」の“手作り甘露しょうゆ”を使ったメニューが提供されているカフェですが、まず食べるべきは何といっても「生プリン」!
グラスに入った白いバニラムースに、自分で卵黄とカラメルソースをかけて仕上げる逸品。一度食べたら、今まで出会ったことのないおいしさに心奪われること間違いなしです!

◆ 初めてなら「元祖生プリン」を
エリスマン邸の入り口をくぐり、スリッパに履き替えて上がると目の前にしょうゆ・きゃふぇがあります。
おすすめはやっぱり窓側の席。明るい日差しが差し込むテーブルで、広い窓から木々を見下ろしながら味わう食事やコーヒーは格別です。

メニューを開くと「初めてご来店の方は、まず『元祖生プリン』をどうぞ」のご案内が。ほかに新茶やアイスが組み合わされた生プリンもあるんですが、まずはシンプルな生プリン(税別800円)をストレートに味わってみてください。

◆ 濃厚な卵がまったり絡む
運ばれてきたのはカクテルグラスに入った真っ白なムース。別皿のカラメルソースと、エッグセパレーター“コッコちゃん”が添えられています。コッコちゃんの中には、こだわりの神奈川県産卵の黄身が。


この白いムースの上に、コッコちゃんから卵黄をポコッと出してトッピング。カラメルソースをかけて仕上げます。



ひと口食べてみると…なんだこれは…!今までにないプリンだけど、とにかくとってもおいしい!!
ムースはきめ細かくなめらかで、バニラの甘い香りがふわりと鼻をくすぐります。これ自体は甘さひかえめ。ここに卵黄が加わることで、まったり濃厚でまろやかなコクのあるプリンへと変化します。

さらにカラメルソースの、べっこう飴のような香ばしい甘みとほろ苦さが加わり(このカラメルソースがまたおいしいのです!)、口の中で至高の生プリンが完成!濃厚ですが、カラメルの苦みであと味のキレがよくパクパクいけちゃいます。あー食べに来てよかった…。

元町中華街駅から7~8分歩きますが、お散歩にちょうどいい道を行くので苦になりませんでした。レトロな西洋館で当時の暮らしに想いを馳せながら、趣向が凝らされたスイーツを味わう。そんな時間が心を豊かにしてくれるのかもしれませんね。

住所:神奈川県横浜市中区元町1-77-4