“辛いもの”をたくさん食べる人は、そうでない人より長生きするかもしれない――。

…マジで?
…マジで?

これは、イギリスの医学メディアThe BMJ(British Medical Journal)から発表された、辛いものを食べる習慣(頻度)と死亡率の関係性についての研究結果。研究者たちは2004年~2008年のあいだ、中国で30~79歳の男女およそ50万人を対象に、彼らの食習慣や飲酒習慣、健康状態を調査した。

その後、2013年までに、調査対象者のうち1万1,820人の男性と8,404人の女性が死亡した。研究者たちが彼らの死因や生前の食習慣を調べたところ、浮かび上がってきたのが「辛いもの」と「死亡率」の関係性。つまり、辛いものを1週間に1日以上食べる人はそうでない人に比べ、死亡するリスクが10%低いという結果が出たそうだ。

さらに、1週間のうち辛いものを6~7日食べるという人は、週に1日未満の人よりも死亡リスクが14%低かったという報告も。とりわけ唐辛子を食べる人には、がんや心臓病、糖尿病などの疾患にかかる人もより少なかったとか。研究者たちはこれを、唐辛子に含まれる辛み成分「カプサイシン」の働きによるものと考えているそうだ。

ただし、辛いものを食べる頻度は自己申告によるものなので、必ずしも正確なデータとはいえないそう。今回の報告はあくまで、いち事例として参考にする程度にとどめておいた方がよいかもしれない。とはいえ、辛いもの好きにとってはなんとなく嬉しくなる報告ではないだろうか。今後、さらに詳しく信憑性のある研究結果が期待されるところだ。

なお、米国メディアNextSharkによると、研究者たちは「唐辛子の食べ過ぎはおすすめできない、胃に疾患をもつ場合は特に」との注意も促しているとのこと。