昨今「ハイブリッドスイーツ」が人気。すっかり有名になった「クロワッサンドーナツ(クロナツ)」をはじめ、複数の食べ物を組み合わせたスイーツが続々と登場しています。えん食べ編集部でも、「クレームブリュレ・パンケーキスフレ」を食べてみたり、「スカフィン」を食べてみたりと“ハイブリッド”を楽しんでいるのですが、ある日つけ麺屋で謎のハイブリッドメニューを見つけてしまいました。つけ麺なのに、ふわふわの卵がのった丼…一体ナニモノ!?

ふわふわオムレツがのった「オムつけ麺」って、一体…?
ふわふわオムレツがのった「オムつけ麺」って、一体…?

謎のつけ麺は、「麺屋武蔵 武骨外伝(めんやむさし ぶこつがいでん)」(東京都渋谷区)で提供されている「オムつけ麺」(税込1,000円)。名前から想像するに、オムライスのつけ麺バージョンといったところでしょうか。ジャンクっぽいけど美味しいの?

出てきた器のインパクトたるや!メレンゲ状の卵がこんもりとのっていて大きなオムライスみたい。その周囲を縁取るようにソースをかけてあります。そして同時に、つけ麺でおなじみのあのスープも提供されるのです。このミスマッチ感あふれるビジュアル、なかなかのもの。

ちゃんとスープも出てくる
ちゃんとスープも出てくる


こんもり!
こんもり!

ふわふわメレンゲの下からは、厚みのある焼いた卵が出てきました。裏面(下になっている方)にはおいしそうな焦げ目もついています。そしてその下には、細めの麺が入っていました。これだけ見ると、まるでパスタみたい。

ふわふわオムレツの下に、麺がありました
ふわふわオムレツの下に、麺がありました

ところでこのオムレツ、どこかで見かけたような気がします。ふわふわオムレツの代名詞(と筆者は思っている)、フランス・モンサンミッシェルのオムレツに似ているのです。きっと痺れるようなふわふわ具合に違いありません!

仏モンサン・ミッシェルで撮影したオムレツ  たぶん同じような作り方
仏モンサン・ミッシェルで撮影したオムレツ
たぶん同じような作り方

まずはオムレツをひとくち。期待どおり、柔らかくて口どけの良い焼き上がりです。焼いてある部分で“泡”を巻き込みながら食べるのがオススメ。麺には、ソースと卵をたっぷりとまとわせて食べます。あらかじめホワイトソースのようなものをからめてあるらしく、デミグラス風のソースと合わさると、濃厚なパスタを食べているような気分に。これだけで一品が成り立つ立派な“洋食”です。

しかし、これはつけ麺。スープを放置するわけにはいきません。ただでさえしっかりと濃厚なデミグラスソースがあるのに、これ以上濃い味にしてしまうの?恐る恐るスープにつけて食べてみます。すると、意外や意外、かなり「アリ」な味でした。

スープは「トマトチキンスープ」らしいのですが、トマト以上にカツオの風味を感じます。トマトベースというよりも、カツオベースのスープにトマトが入っているという印象。このスープに麺をつけるとソースの味が落ち着き、さっぱりと食べられるのです。カツオの風味と洋風ソースとの相性の良さにはビックリ!

筆者は断然“つける派”
筆者は断然“つける派”

さらに、スープの味の変化も面白いところ。麺に絡んでいたソースや卵が残って、麺を食べ終わる頃にはコクが出てまろやかになっています。シメのスープ割りもお忘れなく。

スープの変化にも注目!
スープの変化にも注目!

提供期間は3月中旬まで、1日10食限定。ジャンク臭ただよう見た目に反して、洋食とつけ麺の見事な一体感に笑いが止まらない一品でした。つけ麺としての賛否は分かれそうですが、つけ麺か洋食、どちらを食べるか迷ったときにこそ活躍するかもしれません。しないかな。

ただし、ふわふわオムレツが結構なボリューム。麺の量は並だと思うのですが、かなりお腹いっぱいになるので、2人で行って通常のつけ麺も頼み、半分ずつシェアするのがベストでは!