ここ最近、仕事や遊びに興じすぎ、すっかり心が騒がしかった筆者。心身ともにちょっとリラックスしたいなと思い、ひとり旅に出ることにしました。

行き先は、数年前からじわじわと人気を集めている香川県・小豆島!自然が豊富なこの島は、映画「二十四の瞳」や「八日目の蝉」の舞台としても知られています。最近では、映画「魔女の宅急便」の撮影も行われたそうで、ますます女子人気がウナギ上り中。

小豆島は何が美味しいのかな~
小豆島は何が美味しいのかな~

小豆島といえば、関東圏のスーパーなどでも販売されている「小豆島産そうめん」が有名ですが、島を歩き回ってみると、他にもたくさんの美味しいものたちに出会うことができます。というわけで、今回の旅で筆者が見つけた“イチオシ”小豆島グルメをご紹介!

高松港からフェリーで小豆島へ!
高松港からフェリーで小豆島へ!

◆小豆島は「オリーブの島」

小豆島の名産品として、地元の人たちの口からまず名前があがるのは「オリーブ」。小豆島のオリーブは、なんと100年(!)もの歴史があるそうです。

オリーブ公園
オリーブ公園

そんなオリーブを使った、ちょっぴり変わったご当地グルメが「オリーブソフトクリーム」(250円)と「オリーブサイダー」(200円)。これらはぜひ試すべし!

オリーブソフトクリーム
オリーブソフトクリーム

ほんのり緑色をしたオリーブソフトクリームは、オリーブの葉っぱの粉末が練りこまれたソフトクリーム。オリーブの葉にはポリフェノールが含まれているそうです。

オリーブオイルのような味がするのかと思いきや、まったくの別物!薄い抹茶のような、ヨモギのような、新緑を感じさせる爽やかな味わいです。甘すぎないのでペロッと食べられちゃう!

オリーブ(本物)
オリーブ(本物)

オリーブソフトクリーム。確かに同じ色!
オリーブソフトクリーム。確かに同じ色!

一方のオリーブサイダーは、オリーブ果汁を使って作られたサイダー。スカッとのどごしが良く、ふわっと甘い味はいつものサイダーと同じですが、こちらは後口にほんのりオリーブオイルのような香りがします!

シュールな瓶が可愛い!オリーブサイダー
シュールな瓶が可愛い!オリーブサイダー

グラスに注ぐと一気にオシャレドリンクに
グラスに注ぐと一気にオシャレドリンクに

◆「こまめ食堂」で中山千枚田のお米を食べよう

小豆島の真ん中、中山地区までやって来ると、「中山千枚田」と呼ばれる棚田地帯があります。大小さまざまに広がる田んぼの数は、なんと758枚!初夏のそよ風を受けて、まるで生きているかのようなうねりを見せながら、雄大な存在感を放っています。

目にも鮮やかな景色「中山千枚田」
目にも鮮やかな景色「中山千枚田」

中山千枚田は、映画「八日目の蝉」で重要な“虫送り”のシーンに登場しましたよね!筆者も映画を観ていたので、ますます感慨深さをおぼえました。ちなみに、映画でも描かれていた「農村歌舞伎」は、今年は10月12日に行われるそうです。

そして、ここ千枚田の中心にあるのが「こまめ食堂」。土日はずらっと観光客の行列ができるというほど人気の“古民家カフェ”です。目の前には一面グリーンの棚田が広がっていて、ロケーションも最高!

田舎のおばあちゃんちみたい!
田舎のおばあちゃんちみたい!

よし、ここでランチにしよう!ということで、日替わりの「棚田のおにぎり定食」(1,080円)を注文。千枚田でつくられたお米を使った“おにぎり”をはじめ、地元でとれた野菜やお魚がふんだんに盛り込まれたメニューです。

ぜーんぶ手作り!小豆島産の食材を使ったメニューたち
ぜーんぶ手作り!小豆島産の食材を使ったメニューたち

この日のラインナップは、オリーブ牛のハンバーグ、アジの唐揚げ、えびとインゲンのかき揚げ...などなど。そしてメインはもちろん、ごろんっと大きなおにぎり2つ!

これが豪華「棚田のおにぎり定食」だっ!
これが豪華「棚田のおにぎり定食」だっ!

ごはんはふっくらと炊かれていて、コシがあり、噛むほどに甘みが感じられます。雑味のないピュアな味わい。お米をおかずにお米が食べられそう...!

さらに筆者を感動させてくれたのは、オリーブ牛のハンバーグ。オリーブ牛とは、島内で採れたオリーブの実の“搾りかす”を飼料に混ぜて育てられた牛のことです。

オリーブ牛のハンバーグと、かき揚げの盛り合わせ
オリーブ牛のハンバーグと、かき揚げの盛り合わせ

お肉は淡白で脂っこさが少なく、さっぱりとしています。それなのにとっても柔らかくて旨みたっぷり、舌の上でとろける食感です。

お肉が口の中でとろ~り溶ける!
お肉が口の中でとろ~り溶ける!

島の観光協会の方は、こんなふうに言っていました。「小豆島は、肉、魚、野菜、お米、なんでも美味しい。世界中の料理を食べてきたけれど、小豆島の“食”に勝るものはない」...地元の人たちが自信を持って提供するお料理、味わってみたくなったでしょ?

◆甘いの?しょっぱいの?「お醤油アイス」

小豆島は、おしょうゆの産地でもあります。島内に22軒あるというおしょうゆ工場の中から、筆者は山六(やまろく)醤油さんの工場見学をさせてもらいました!

カフェも併設されている山六醤油
カフェも併設されている山六醤油

工場に到着したとたん、おしょうゆの香ばしいにおいにほわんと包まれました。蔵の中を見せてもらうと、中には巨大な木桶がところ狭しと並べられています。

これは壮観!
これは壮観!

ふと見ると蔵の一角で、「ジャージー牛アイスクリーム鶴醤まぜまぜ 縁結び醤油味」(320円)なるものを発見。ジャージー牛乳におしょうゆを練りこんだアイスだそうです。

“縁結び”...気になる
“縁結び”...気になる

いろいろ気になったので、食べてみました。んっ!? これは...ほんのり香ばしくてカラメルみたいだ!コクのあるジャージー牛乳に、山六醤油のおしょうゆ「鶴醤」がほんの少しの塩気と香ばしさをプラス。みごとな“おしょうゆスイーツ”が完成されています!

なるほど“縁結び”されてる!
なるほど“縁結び”されてる!

また、蔵に併設されているオープンカフェでは、バニラアイスに直接おしょうゆをかけて食べるスイーツメニューも提供されています。

おしょうゆは自分のさじ加減で
おしょうゆは自分のさじ加減で

こちらは塩キャラメルのような、しょっぱさと甘さが引き立て合ったメリハリのある味が楽しめます。アイスとしょうゆの“黄金比”を自分で見つけるのがコツ。かけすぎるとしょっぱくなってしまうのでご注意を!

◆こんぶ出汁たっぷり!? 「佃煮アイス」

小豆島のおしょうゆづくりから発展したのが、「佃煮」づくりです。約70年前に初めて島内で佃煮づくりが成功をおさめて以来、今では島全体をあげて盛んに佃煮づくりが行われているんだそう。

そして、その佃煮を使った“珍スイーツ”が「佃煮アイス」(300円)です。...え?

佃煮が...アイスに...?
佃煮が...アイスに...?

気づいたら佃煮アイスを片手に、レジでお金を払っていました。

カップのふたをあけると、うっすらおしょうゆの香りが!こんぶの佃煮のお出汁が入っているそうで、味にも(いろんな意味で)期待できそうです。

初体験
初体験

食べてみると香ばしくて甘さにコクがあり、キャラメルのような味わい!おそらく、こんぶからにじみ出る“ウマミ”成分のおかげなのでしょう。後口に広がるしょうゆ風味が香ばしく、なかなか予想外の美味しさでクセになりそうです。

◆小豆島は地酒も美味!「ふふふ。」な女子向けラインナップ

さらに小豆島では、女子向けな「地酒」も作られているというので行ってみました、小豆島唯一の酒蔵、森國(もりくに)酒造!

島内にただひとつの酒蔵
島内にただひとつの酒蔵

まるで雑貨屋さんみたいな店内に並べられているのは、雲がゆっくり流れていく“島時間”を表現したという「ふわふわ。」をはじめ、「ふふふ。」「うとうと。」といった、何ともゆるーいネーミングと可愛らしいラベルが貼られた日本酒たち。

チャーミングなラベルのお酒がズラリ!
チャーミングなラベルのお酒がズラリ!

筆者は、さっぱりと爽やかな味わいで、やや辛口の純米吟醸酒「ふわふわ。」(300ml 570円~)を購入。持ち帰って飲んでみたところ、しっかりとした口当たりと香りがありながら、ほんのり甘みのある味わいでとっても美味!気張らず、カジュアルに飲めるお酒です。

ほろ酔いだ~ふわふわ~
ほろ酔いだ~ふわふわ~

また、店内にはカフェも併設されていて、しょうゆで焼き上げた「島ピザ」や「酒粕入りカルボナーラ」といったオリジナルメニューを味わうこともできます。営業時間は11時から17時。それ以降は、予約をすればディナーも楽しめるそうです。

素敵なカウンター席も用意されてます
素敵なカウンター席も用意されてます

◆最高の景色とともに、最高のひとときを...

さて、最後に「小豆島へ来たら絶対に訪れるべき絶景ポイント」をご紹介して、小豆島の旅を締めくくりたいと思います。

ひとつが、小豆島八十八か所霊場のひとつ「碁石山」。ここからは、美しい内海湾を見渡すことができます。

荘厳な雰囲気の碁石山
荘厳な雰囲気の碁石山


ここからの景色はまさに絶景!
ここからの景色はまさに絶景!

そしてもうひとつが、“恋人の聖地”として知られる砂浜「エンジェルロード」です。ここを手をつないで歩いたカップルは幸せになれる、なんていうジンクスもあるらしい...!?

二人で歩けば恋が成就するかも?
二人で歩けば恋が成就するかも?

波の音や鳥のさえずり、虫の音を聴きながら山道や浜辺を歩いていると、自然と気持ちが穏やかになってきます。澄んだ空気を吸っておいしいものを食べたら、溜まっていた邪悪な「気」が浄化されたのかも。...心がきれいになった気がする!

夕陽に乾杯...
夕陽に乾杯...

目で見て、心で感じて、胃袋で楽しむ小豆島。ひとりでも二人でも、グループで行ってもまた違った楽しみ方ができると思います。

ちなみに、東京から高松までは飛行機で約1時間半(今回筆者はジェットスターの成田-高松便を利用)、そこからフェリーで30分ほどで着いてしまうので、週末の1泊2日でも十分に島を堪能できますよ。さあ、夏はもうすぐそこ。旅せよ乙女(男子も)!

小豆島で待ってるよ~
小豆島で待ってるよ~