人は時に現実を忘れ、都会の喧騒から逃れて一人になりたくなることがある。

積乱雲が空に渦巻く夏のある日、私(筆者)はふとすべてを忘れて旅に出たくなり、沖縄県の離島 久米島へと飛んだ。そこで、とんでもなく壮大なスイーツと出会ったのだ。それが、土色のかき氷だ。

見事な土色
見事な土色

宿泊していたホテルから10分ほど歩いて見つけた軽食屋さん。かき氷メニューには「イチゴ」「マンゴー」「シークワサー」などのフレーバーが並ぶ中、ひときわ輝く「サトウキビ」の文字を発見した。

地元の軽食屋さん
地元の軽食屋さん

そう。土色のかき氷とは、サトウキビを使ったかき氷のこと。サトウキビのかき氷なんて食べたことがなかったので、さっそく注文してみた。ついでに、沖縄の人気アイスクリームブランド「ブルーシール」にもサトウキビ味があるとのことで、トッピングしてもらうことに。

数分後、サトウキビづくしのかき氷が登場!シロップもアイスも、全体的に茶色をしている。茶色といってもチョコレートとかコーヒーのような色じゃないのだ。土色なのだ。

チョコやコーヒーとは違う茶色
チョコやコーヒーとは違う茶色

おそるおそる食べてみると…ウンマーーーイ!!! 氷にたっぷりとかかったサトウキビ蜜のシロップは、サラサラしているのに味が濃厚!黒蜜のようなコクと深みがある。なんとなく草原を彷彿させる風味があるが、青臭さではない。この壮大な味わい、一言でいうなら大地の味だ!

ふつうの砂糖の味とは全然違うの!
ふつうの砂糖の味とは全然違うの!

一方ブルーシールのサトウキビアイスは、まろやかでクリーミー。サトウキビの雑味のない自然な甘さが心地よく後を引く。

サトウキビかき氷にサトウキビアイスをのせて食べると、超ド級に美味しい。両者が少しずつ溶けてほどよく混ざり合った瞬間が最高だ。しゃくっ、トロリ。口の中に、角のない柔らかな味わいが広がる。人工的な甘さがないので、後味のキレも良い。

大地の恵みをいただきます
大地の恵みをいただきます

かき氷を味わいながら目を閉じると、青い空と透明な海、緑のサトウキビ畑がまぶたの裏に浮かんでくる。何とも自然の懐(ふところ)の深さを感じるかき氷だった。ごちそうさま、久米島…!

どこまでも広がる青い空と海
どこまでも広がる青い空と海

ざわわ、ざわわ…
ざわわ、ざわわ…

ちなみに楽天によると、久米島は「2014年夏、人気急上昇の離島ランキング」で第4位にランクインしたそう。仕事や勉強を忘れて旅に出たくなったら、ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。美しい自然とあたたかい人たち、そして美味しい食べ物がきっと出迎えてくれるだろう。

来週からまたがんばろうっと
来週からまたがんばろうっと