そんなある日、「簡単なかにの剥き方」なる動画を発見。その方法を使うと、あっという間に身を取り出せるというのです。にわかには信じられないえん食べ編集部、実際にズワイガニで試してみました。

カニの身を簡単に取り出せる裏技って?
用意したカニは、幅40cm ほどもある大きなボイルズワイガニ。すでに火を通してあるので、捌きさえすればそのまま食べられるというものです。そう、捌きさえすれば。

いざ!
甲羅をはがしたり、脚を取り外したりするのは(力は必要ですが)何とかなっても、細い脚から身を取り出すのがとにかく面倒。カニスプーン(カニフォーク)を駆使してもうまくいかなかった…なんて経験ありませんか?
「幼少からカニを食べて育った」というスタッフが
華麗に
捌いてくれました。楽チン!
ここで活躍するのがキッチンバサミ。脚の関節の内側を切り落とし、太い方を下にして握り、反対の手を手首の下に添えます。そしてカニを握った方の手を添えた手に軽くトントンと叩きつけると…あら不思議、ポン!と身が飛び出てくるのです。
間接の内側をチョキン
手を添えてトントン叩くと…
出た~!!!
初めは5~6回トントンしないと出てこないのですが、繰り返しているうちに力加減を体得するのか、1~2回で取り出せるようになります。楽しすぎてやめられない!強い力は必要ないので、関節を切り離して渡してあげれば子どもでもできそうです。細い方の脚(爪に近い方)でも試してみましたが、ちゃんと取り出すことができました。細いため握りにくい、というのは難点ですが…。
カニ酢をつけて召し上がれ
カニすきなど鍋料理の場合は、ちょっと冷めてから握るか、軍手などを使って直接触れないようにしたら、アツアツでも取り出せるかも。叩いたときに汁が飛ぶ可能性があるので、周囲にはじゅうぶん気をつけて。
この技は、カニを取り扱う複数の販売店で紹介されており、通販でカニを注文したときに入っている説明書にも書いてあります。習得すれば、カニの身をほぐすのに真剣になるあまり誰もが黙り込んでしまう…なんていう寂しい時間も減るかもしれません。せっかくの機会ですし、みんなでわいわい楽しみましょう!
1回目からはうまくいかない…