
そこで、もしも私が幹事になった暁(あかつき)には、ぜひここで忘年会を繰り広げたい!と勝手に思っているエッジィなお店をご紹介します。東京都渋谷区にお店を構える「パクチー・バー GOLDEN BURNING(ゴールデンバーニング)」です!

パクチー・バーは、読んで字のごとくパクチー料理の専門店。これまで“脇役”だったパクチーにスポットを当て、その魅力をもっとたくさんの人たちに知ってもらいたい!という思いから、今年の11月29日にオープンしたそうです。
タイ料理やベトナム料理をベースにしたすべてのフードメニューにパクチーが使われているというから、パクチー好きの筆者にとってこれほど嬉しいことはありません!

店内には白を基調としたテーブルや椅子のほか、異国情緒あふれる植物や雑貨がところどころに置かれていて、シンプルながらも異国情緒あふれる雰囲気。渋谷のど真ん中にいるのに、どこか東南アジアの国にやって来たみたいです!

さて、数あるパクチーメニューの中から、今回はお店イチオシの「パクチーライス(豚肉のパクチー炒めライス)」(880円)「パクチーたっぷりトムヤムクンヌードル」(980円)「ムール貝のパクチー蒸し」(980円)をレポートしたいと思います。
ちなみにパクチーが苦手な人は「パクチー抜き」もオーダーできますので、ご安心を。
●食前酒に「パクチーモヒート」を
料理が来る前に、カラダをパクチーに慣らしておきたい。そんな人には食前酒として「パクチーモヒート」(750円)をオススメします。

パクチーモヒートは、同店がパクチー料理専門店になるきっかけとなったお酒なのだそう。パクチーモヒートが多くのお客さんから好評を得たため、そこからパクチー料理を一気に増やしていったのだとか。
温度が低いと香りも抑えられるようで、冷たいカクテルからパクチーの独特の香りはほとんどなく、ほのかにハーブのようなフレッシュさが感じられるくらい。砂糖が加えられているのでほんのり甘く、ライムでキリッと後味が引き締められています。
とても飲みやすいカクテルなので、パクチー初心者でもこれならきっと大丈夫!

●毎日でも食べたい「パクチーライス(豚肉のパクチー炒めライス)」
ご飯の上に、そぼろ状の豚肉をたっぷりと、さらにパクチーをどっさりと盛り付けたボリュームたっぷりの一品。卵黄をのせ、とろりと崩して全体を混ぜてからいただきます。



味付けはピリ辛ですが、もっと辛い方がいいという人は、別添えのスパイスをかけてお好みの辛さに調節してくださいね。

●エスニック全開!「パクチーたっぷりトムヤムクンヌードル」
深いコクとピリッとした辛み、ほんのり甘みのあるトムヤムクンスープに、ライスヌードル(お米の麺)を合わせたもの。弾ける甘さのミニトマトやプリッと歯ごたえの良い海老が入っているほか、たっぷりのパクチーやシャキシャキのもやし、唐辛子がトッピングされ、スープの濃厚な味わいをスッキリとまとめています。

パクチーは葉っぱだけでなく茎の部分もふんだんに使われていて、ひとくち食べるごとにフレッシュな香りが口の中に充満。なんとも贅沢な一品です。


●お酒が止まらない!「ムール貝のパクチー蒸し」
お酒が進みすぎてしまう一品、「ムール貝のパクチー蒸し」。ムール貝のワイン蒸しはよく見かけるけれど、パクチー蒸しというのはなかなか珍しいですよね!

プリプリのムール貝にぎゅっと詰まった旨みを、パクチーの香りがさらに引き立てます。ムール貝とパクチーから美味しさが染み出たスープは、思わず飲み干したくなってしまうほど!このスープだけで白いご飯1杯いけそうです。

●デザートは「パクチーアイス」でさっぱりと
パクチー料理をお腹いっぱい堪能したら、パクチーアイスでさっぱりと締めましょう。ほんのり甘くてコクのあるココナッツベースのアイスクリームに、細かく刻んだパクチーが練り込まれています。これももちろん自家製のオリジナルメニュー。

パクチーのシャリシャリとした食感がアクセントになっていますが、香りはやや弱め。パクチー特有の存在感は息をひそめ、口の中をさっぱりリフレッシュさせてくれるミントのような役割を果たしています。クセもなく爽やかで、ディナーの締めくくりにぴったり!

ちなみに、同店で使われているのはすべて国産のパクチー。スーパーで手に入れようとするとなかなか値が張るパクチーですが、国内の契約農家から毎日安定的に仕入れることが可能になったため、メニューもここまでリーズナブルに提供できるんだそうです。
パクチーが好きな人はもちろん、まだその魅力にいまいちピンと来ていないという人も、パクチー・バーの料理を1度味わってみたらパクチーへの見方が変わるかもしれませんよ!
パクチー・バーの店舗所在地は、東京都渋谷区道玄坂2-26-16 コアラハウス1F。営業時間は、ランチ12時~15時、ディナー18時~23時30分。ランチ・ディナーともに予約可能です。
