にわかにチョコレート業界がざわつき始める時節ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。さて、先日カップめん『明星 一平ちゃん』ブランドから「夜店の焼そば チョコソース」が発売されました。また時を同じくして『ペヤング』シリーズからも、「チョコレートやきそば ギリ」が登場。
チョコレートには興味ないけれど、これはちょっと気になっているという方もいるんじゃないでしょうか?というわけで、編集部で2品を食べ比べてみます!
◆一平ちゃん夜店の焼そば チョコソース
2016年1月に発売されたものが、ちょっぴりグレードアップして再登場。今年はめんとソースの甘さ・香りをさらに高め、ココアパウダーと“謎チョコキューブ”をプラスしてあるそう。
まずお湯で麺を戻し、湯切りをしてから付属の「やきそばソース」と「チョコソース」をかけて混ぜ、最後にかやくをトッピングすれば完成です。
ソースをかける前の麺を食べてみましたが、噛んでいるとほのかな甘さを感じるくらいで、チョコ感はだいぶ控えめでした。
やきそばソースはサラッとしていて甘じょっぱい不思議な味です。原材料を見ると、チョコソースにビーフエキスやフルーツペースト、香辛料がブレンドされているもよう。
一方のチョコソースはとろっと濃厚で、しっかりビターなカカオの味。完全なるスイーツソースです。
チョコキューブはクルトンみたいな「しゅわん」とした食感があって、噛むと少しもっちり。甘めのチョコ味です。
肝心の麺ですが、結論からいうと、筆者はけっこう好き。自分でも意外すぎてビックリしましたが。
まず、口元へ運ぶとふわっと香ばしい匂いが漂ってきます。あまりチョコ感は強くない印象。食べてみると、チョコというよりむしろ甘さとコクのあるデミグラスソースみたいな味。2つのソースによって、ほのかな甘みとほろ苦い香ばしさ、コクがプラスされていて、あと口にほんのりカカオの香りが抜けていきます。
誰しも食べる前に味を想像するでしょうから、人によっては「これじゃない感」を抱く場合もあるかもしれません。が、私はアリでした。おいしいか、おいしくないかで言ったら、断然おいしい。
◆ペヤング チョコレートやきそば ギリ
その商品名から「バレンタインの義理チョコがわりにどうぞ」という気持ちで開発されたことがうかがえる、ペヤングソース焼そばのチョコレート味。乾麺にかやくとやきそばソースが別添えで付いています。
かやくは、クルトンといちご加工品。そしてやきそばソースはチョコレート味です。
麺をお湯で戻したら、湯切りをします。いったんこの段階で食べてみましたが、味はいつものペヤングと変わらないように思いました。
ここにチョコレートソースを加え混ぜ、最後にクルトンをトッピングすれば完成です!
一平ちゃんと比べて、こっちは完全にチョコ味の焼そば。まろやかなチョコの甘さとコクが、口に入れた瞬間から溶け広がります。噛んでいるうちに麺の味もしみ出してきますが、基本ずっと甘い。サクサク香ばしいクルトンと、甘ずっぱいいちご味のトッピングがアクセントになっています。
◆個人的には一平ちゃん派
それぞれにおいしいチョコ焼そばでしたが、個人的には一平ちゃんの方が好きでした。食べる前に抱いていた「甘いのかな?しょっぱいのかな?」という気持ちをそのまま反映させたような、不思議な甘じょっぱさがクセになると言いますか。「???」という気持ちで、また次のひと口が食べたくなってしまうんです。
気になっている方は、1度試してみて損はないかと。ただ、一平ちゃんは販売店舗がかなり限られているようなので、近所のスーパーやコンビニで見つからなければ明星食品に問い合わせてみて!(えん食べ編集部は都内某所の西友で見つけました)