2013年夏に発売された、つるとんたん史上初の『甘味のおうどん』。うどんにクリームやフルーツなどを合わせた仰天メニューです。その冬バージョン「紫芋のモンブランのおうどん」「チーズクリームとベリージャムのおうどん」が販売されています。

こちら、『冬の特選』メニューの一種なのですが、今さらその存在に気づいた筆者。まだ提供されていると聞き、食べに行ってきました!夏の『甘味のおうどん』は、うどんの“和”に“洋”の素材が融合したさわやかな味でしたが、今回はどのような味に仕上がっているのでしょう。


「甘味のおうどん」冬 ver.はどんな味…?
「甘味のおうどん」冬 ver.はどんな味…?

都内の某店舗に到着。さっそく注文しようとすると、麺の太さを選ぶように言われます。そういえば、夏もそうだったな。通常の太さの太麺と、ひやむぎくらいの太さの細麺が選べますが、細麺の方がオススメとのこと。今回は、比較のために「紫芋のモンブランのおうどん」を細麺で、「チーズクリームとベリージャムのおうどん」を通常の麺で頼みました。

まずは、紫芋のモンブランのおうどん(1,000円)が到着。トッピングは、紫芋のクリームと、さつまいも、あずき、柿、バニラアイスとホイップクリームです。夏の2品とは違い、まったく汁気がありません。つまり、 麺とトッピングを一緒に食べるのではなく、別々に食べることになってしまうのです。レンゲですくってみようにも、 ほら、うどんだし。

ん?汁気ゼロ…?
ん?汁気ゼロ…?

と、ぼやいていても仕方がないので、トッピングパーツごとに食べてみます。まずは1番目立つ紫芋クリーム(ペースト?)。沖縄のお土産でお馴染みの、あの色です。あっさりとした口当たりと甘さで、紫芋らしい味わい。その横に添えられているさつまいもも、甘く炊いてはありますが、味付けそのものが薄めのため甘さは控えめです。この2つに比べて、あずきはやや甘めに感じました。でも、この甘さがバニラアイスとベストマッチ。

この紫芋クリームが絶品
この紫芋クリームが絶品

うどんは、バニラアイスが溶けてきたところで、あずき、ホイップクリームと一緒にからめて食べるのがオススメです。あずきの甘さやホイップクリームの甘さをうまく和らげてくれますよ。ほかのトッピングは混ぜて一緒に食べるのは難しいので、麺の合間に食べましょう。漬物のような箸休め感覚で食べられます。

溶けたアイスにからめて召し上がれ!
溶けたアイスにからめて召し上がれ!

一方、チーズクリームとベリージャムのおうどん(980円)は、チーズケーキみたいな洋風メニュー。いつもの太さの麺の上に、色鮮やかなベリーとベリージャム、ウエハース、アイスクリームもトッピングされています。

これがうどんだなんて…
これがうどんだなんて…

チーズクリームは酸味がしっかりとしていて、ものすごくなめらかなレアチーズケーキのような風味です。アイスクリームは、バニラアイスとイチゴアイスのミックス。このイチゴアイスもほどよい酸味が生きているので、バニラアイスと合わせてさっぱりと食べられます。もちろん、ベリージャムやベリーとよく合うのは言うまでもありません。

アイスがおいしい
アイスがおいしい

さて、主役のうどんと組み合わせると…これは、好みが分かれるかも。うどんの味がチーズクリームに勝ってしまい、ちょうど良いバランスだったチーズの香りが薄れてしまいます。確かにこれは、細麺の方が合いそう。でも、ベリージャムとの相性はマル。アイスが溶けるにつれて、味の変化も楽しめます。

まぎれもなく、うどんだった
まぎれもなく、うどんだった

和と洋、2種を食べ比べましたが、今回は和の「紫芋のモンブランのおうどん」が勝利。うどんなだけあって、和素材とよく合うのでしょうか。特に、ほっくりあずきとの組み合わせはオススメです。

今回の2メニューは、さっぱりではなく、まったりほっくりとした味わい。食後のデザートよりは、ティータイムにコーヒーや熱いお茶とともにいただきたい一品です。でも、うどん1玉分はおやつにするには重いので、ハーフサイズを注文するといいかもしれません。販売は2月末までの予定。全国で7店舗限定なので、販売店をチェックしてから行って下さいね!