そんなお祝いムードの中、じわじわと知名度を上げている『五輪鮨』というお寿司屋さんがあるとの情報がえん食べ編集部に舞い込んできました。オリンピックを彷彿とさせるこのお店には、何やらパフェみたいな海鮮丼があるんだとか。
“海鮮パフェ”ってよくわからないけど、何だかおめでたい気がする!東京五輪を和食代表の「寿司」で祝うなんて乙じゃないか!ということで早速『五輪鮨』へ行ってみることにしました。
■『五輪鮨』に到着
『五輪鮨』は、五反田駅から西口方面へ歩いて3分、ビルの8階にあります。入口には「東京五輪開催おめでとうございます」の垂れ幕が。早速めでたいですね!
店内に入ると、まさにオリンピックムード一色!部屋中に貼り渡された鮮やかな万国旗、「がんばれ日本」の声援張り紙、「祝 おめでとう」と書かれたくす玉...。さまざまな「オリンピック応援グッズ」たちが出迎えてくれています。
席はカウンター、テーブル、お座敷の3種類。筆者は11時15分頃お店に着いたのですが、少し早すぎたため、ランチタイムが始まるまでお座敷席で待たせてもらうことにしました。お客さんは筆者以外まだ誰もいません。
■海鮮丼を注文する
11時半頃になると、店員さんが注文を取りに来てくれました。
ランチメニューの中から、海鮮丼の並盛600円と大盛700円を注文。いったいどんなパフェ...いや海鮮丼なのか、期待に胸が高まります!
■海鮮丼が登場
待つこと約20分、ついに海鮮丼が運ばれてきました!
見てます!サンマがこっちを見てます!!
まず目を奪うのは、どんぶりにズボッと頭を突っ込んだ焼きサンマ。思わず「なんで?」とツッコミたくなる光景です。そしてそのサンマを囲うように盛られた、器からはみでんばかりの魚・魚・魚!並盛がすでに大盛に見えますが、大盛はさらに一回り大きい器に入っています。ごはんというキャンバスに鮮やかな海鮮で彩りを加えた、まさに芸術の秋に相応しい“海鮮パフェ”!
アートなパフェっぽくしてみました
■“海鮮パフェ”を食べてみる
盛られた海鮮は、マグロ、サーモン、タコ、貝類など全部で10種類以上。お刺身だけでなく、焼き魚やフライまであります。ひとつのどんぶりでいろんな調理法の魚が味わえるので、ずっと食べていても飽きません。これが600円(大盛は700円)で食べられるなんて、お得すぎます!
脂がたっぷり乗ったお刺身は、噛めば噛むほど旨みが口に広がります。魚特有の生臭さはまったく感じられません。艶やかな色やプリプリの食感からも、その新鮮さがうかがえます。
焼き魚、というかサンマは、今の時期ならではの具材なのかもしれません。香ばしく焼かれた秋サンマの素朴な味が、ごはんとも良く合います。
フライは2種類乗っています。衣はサクサクで、ちょっとお刺身に飽きてきたな...と思った時の箸休め(?)にも良いかも。骨は気にせず食べられました。
■海鮮丼は一日20食限定、狙い目は11時半
この海鮮丼、実は一日限定20食しか販売されないという倍率の高いランチメニューなのです。
お客さんは11時半頃から続々と来店するので、海鮮丼を確実に食べたい方は遅くとも11時半までにお店に着いていることをオススメします。12時を回ってしまうと、海鮮丼は完売している可能性が高いです。
■『五輪鮨』の「五輪」は「オリンピック」ではない
ここまで散々オリンピックを煽ってリポートしましたが、『五輪鮨』という店名は、宮本武蔵が書いた『五輪書』という本が由来だそうです。「オリンピック」ではありません。
『五輪書』とは「一生かけて剣の達人になるための法」が書かれた本だそうで、店主さんが「一生かけてコツコツと腕を磨いていく」という思いを『五輪鮨』という店名に込めたのだとか。素敵なネーミングですよね!
店名の由来はともかく、ボリュームたっぷりの“海鮮パフェ”でその名に恥じない「おもてなし」をしてくれた『五輪鮨』。祝オリンピックムードの中で美味しい“海鮮パフェ”を味わってみたい方は、ぜひお店に足を運んでみてくださいね!
住所:東京都品川区西五反田2-7-8