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埼玉スタジアムからポップコーンが消える--豆が入手できず「満足のいく商品が作れない」?

サッカー観戦のお供のひとつ「ポップコーン」が、姿を消します。

埼玉スタジアムからポップコーンが消える?
(出典:URAWA RED DIAMONDS)

3月5日、サッカー J1 浦和レッズの本拠地「埼玉スタジアム2002」でポップコーンを販売しているアマノ樹工から、「『レッズバケットポップコーン』販売見合わせのお知らせ」が発表されました。理由は「ポップコーン豆が入手困難になったため」。

同社は5年前から、弾けたときに丸い形となる「マッシュルームタイプ」の豆を使い、ひと粒ひと粒に味がしっかりと絡むポップコーンを販売してきました。ところが、近年このタイプの豆が手に入りにくくなり、豆の販売元でも入荷待ちの状態が続いているようなのです。

何とか販売を続けられないかと、昨年から何度も「バタフライタイプ」での試作を繰り返したそうですが、納得できる味に仕上がらなかったそう。特に、キャラメルなどコーティングするタイプのフレーバーは、マッシュルームタイプでないと、カリカリの食感や濃厚な味わいに仕上がらないといいます。

左がマッシュルームタイプ、右がバタフライタイプ
(画像はククルザ ポップコーン)

同社は「お知らせ」の中で、次のように述べています。

「バタフライタイプでは、凸部分のみにシロップが付くだけで、満足の行く味付けができないため、ご迷惑をおかけして申し訳ございませんが、しばらく販売を見合わせる決断をさせていただきましたことを深くお詫び申し上げます。」

「この濃厚な味じゃないと」と話すファンもいるという、同社のポップコーン。もちろん、同社が出店しているほかの会場でも販売は見合わされることになります。豆の入荷があり次第販売を再開したいとのことですが、現在のところは未定。

ポップコーンといえば、昨年、ギャレット ポップコーン ショップスククルザ ポップコーンなどが相次いでオープンし、行列の絶えない人気店となっています。ここでもマッシュルームタイプは大人気。

豆の入手が困難になっている背景には、人気店の登場でマッシュルームタイプの認知度が上がったこともあるかもしれません。
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