名古屋銘菓のひとつ、ういろう。米粉と砂糖などを練り合わせ、蒸してつくられる伝統的な和菓子です。
細長い棹状のものが一般的ですが、筆者が見つけたのは、まるでアイスキャンディみたいなういろう。大須ういろ「ウイロバー」なる商品です。
大須ういろは、1949年(昭和24年)創業。「ういろ」の名称でういろうを販売しています。ういろにこしあんを加えたオリジナル商品「ないろ」も人気。
さて、ウイロバーを見てみましょう。クラフト色の箱には、アイスキャンディのような図柄が描かれています。ちょうど棒にあたる位置には窓があって、中身がチラリ。
パカッと開くと、5cmほどのういろに棒を挿してあるバーが、5本並んでいます。フレーバーは「さくら」「くろ」「しろ」「ないろ」「まっちゃ」。
食べきりサイズの個包装だから、お土産に使いやすい。一人で食べ進めてもいいし、何人かで分けてもいいし。包丁で切ったりしなくていいし、開けてそのまま棒を持って食べられるという手軽さがいいと思うのです。
そしてもうひとつ、大須ういろから販売されている「生ウイロトリュフ」なんてものも発見。今回は「ココア」を購入しました(抹茶もあるようです)。
チョコレートのトリュフが入っていそうな細長い箱から中箱を取り出してみると、これまたトリュフみたいに丸い団子状のものが5つ並んでいます。
これ、手作りの珈琲ういろに、フランス製のココアパウダーを重ねてあるそうです。
さらりと舌ざわりの良いココアパウダー。これが甘く感じるほどに、珈琲ういろからは濃縮された苦みを感じます。また、もっちりとした食感はういろうならでは。チョコレートみたいに口中でとけるなめらかさもいいけど、ういろうのもちっとした食感もいいなあ。
オシャレに進化したういろう、いかがでしたか? なんともフォトジェニック(かつ美味)なヤツらです。名古屋みやげに、簡単な手土産に、もちろん自分のために。お土産売り場で見かけたら、おひとつどうぞ。