世界三大ブルーチーズ 比較・まとめ

世界三大ブルーチーズ 比較・まとめ

チーズが好き、とりわけ独特のクセがある「青カビタイプ」のチーズが好き!という真の(?)チーズフリークにおすすめの「世界三大ブルーチーズ」をまとめました。

世界三大ブルーチーズとは、フランスの「ロックフォール」イタリアの「ゴルゴンゾーラ」イギリスの「スティルトン」。それぞれ味の特徴やおすすめの食べ方、ちょっぴり不思議で面白い逸話などをご紹介します。


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フランス「ロックフォール」

フランス「ロックフォール」イメージ
出典:ソシエテ

ロックフォールは、世界三大ブルーチーズの中でも特に個性的な、独特の塩辛さとクリーミーな味わいが楽しめるブルーチーズ。青みがかった白色の生地に、青緑色のカビのマーブル模様が鮮やかなチーズで、もろく儚い口どけも特徴です。世界三大ブルーチーズの中で唯一“羊のミルク”を原料に作られます(他2つは牛乳が原料)。

2,000年以上前に誕生したというロックフォール。フランス南部の岩山にある小さな村、ロックフォール・シュール・スールゾン村が原産で、昔からこの村にある洞窟の中で熟成が行われています。羊飼いがチーズを置き忘れて偶然できたという逸話があり、この洞窟で熟成されたものだけがロックフォールと名乗ることができます。

赤身肉と相性が良く、ステーキやローストビーフ、ラムチョップなどと組み合わせるのがおすすめ。

イタリア「ゴルゴンゾーラ」

イタリア「ゴルゴンゾーラ」イメージ

ゴルゴンゾーラは、世界三大ブルーチーズの中では刺激が少なく、ブルーチーズ初心者でも比較的食べやすいチーズ。表皮はザラザラして湿っており、クリーム色のやわらかい生地に、青カビが筋状に広がっています。

ゴルゴンゾーラに、やわらかい甘口タイプ「ドルチェ」と、硬めの辛口タイプ「ピカンテ」の2種類があります。ドルチェは青カビが少なく甘みがあり、塩味ひかえめのマイルドな味。一方、ピカンテはドルチェよりも熟成期間が長く、青カビが多いため、ピリッとした強めの刺激としっかりした塩味があります。

1,000年以上の歴史があり、北イタリアのロンバルディア州、ミラノに近いゴルゴンゾーラ村で生まれたことが名前の由来。赤ワインのおともにつまんだり、ピザやサンドイッチにトッピングしたり、パスタやリゾットに加えたりと、幅広い料理に使えます。はちみつとも相性抜群で、スイーツにもアレンジできます。

イギリス「スティルトン」

イギリス「スティルトン」イメージ

スティルトンは、茶色がかった外皮にクリーム色の生地、青カビの描く大理石模様が美しいブルーチーズ。バターのように繊細な食感とまったりした濃厚なコクがあります。また、塩味がきいていて、青カビチーズ特有の強い匂いと、ピリッとした刺激も楽しめます。

18世紀末頃に誕生したスティルトン。地元イギリスでは、クリスマスプレゼントとして銀のポットに入れたスティルトンをクリスマスプディングと一緒に贈る慣わしがあるそう。エリザベス女王の大好物としても知られています。ステーキソースにしたりパイで包んだりするほか、野菜やドライフルーツなどともよく合います。

また、スティルトンは「食べると変な夢を見るチーズ」という噂もあり、就寝30分前にスティルトン・チーズを食べた被験者200人のうち、男性の75%が「奇妙で鮮明な夢」を、女性の85%が「奇怪な夢」を見たという調査報告もあるのだとか(出典:ウィキペディア)。果たして本当に変な夢を見るのか…気になる人は食べて確かめてみてもいいかもしれませんね!

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