鍋料理に向く「鍋」4種を比較

鍋料理に向く「鍋」4種を比較

鍋料理は「手軽に作れる」「野菜がたくさん摂れる」「冷蔵庫の余り物を消費できる」「洗い物が少なく済む」など、いいことづくめ。冬はもちろん一年中食べたくなるお鍋ですが、みなさんはどんな「鍋」を使っていますか?本稿では、鍋料理に向くお鍋の種類を4つ比べてみました!

今回比較したのは、土鍋・ホーロー鍋・フッ素加工鍋・鉄鍋の4種類です。


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土鍋

土鍋のイメージ写真

土(陶土)を素材として作られる鍋。

土鍋のメリット

蓄熱性・保温性に優れており、食材にゆっくりと火が通ります。中身が冷めにくいため、鍋やおでん、おかゆなどの煮込み料理に適しています。鍋料理のほか、ご飯を炊くのにも向きます。

土鍋のデメリット

土鍋は重く、置き場所も取るのがデメリットの一つ。軽さやコンパクトさはないため持ち運びには向きません。もう一つのデメリットは、衝撃や急な温度変化に弱いこと。鍋底に水滴がついたまま火にかけると、割れたりひびが入ったりする原因になることがあります。


ホーロー鍋

ホーロー鍋のイメージ写真

鉄や銅製など金属ベースの鍋に、ガラス質の釉薬を塗ってコーティングした鍋。

ホーロー鍋のメリット

酸やアルカリに強く、においがつきにくいので料理をそのまま入れて保存容器としても使えます。耐熱性・保温性に優れており、熱伝導率が高く熱ムラが少ないため、自家製ジャム作りや煮込み料理などに向きます。経年変化が少なく、耐久性が高いため長く使えるのもメリット。

ホーロー鍋のデメリット

鍋自体が重く、衝撃や急な温度変化に弱い点。ひびや傷が入った部分から割れが広がってしまったり、サビが発生してしまったりする恐れがあるため取り扱いには注意が必要です。

フッ素加工鍋

フッ素加工鍋のイメージ

アルミや鉄の表面をフッ素加工でコーティングした鍋。

フッ素加工鍋のメリット

軽くて丈夫で扱いやすい。こびりつきにくいため、焼いたり炒めたりするのにも便利です。煮込み鍋のほか、すき焼きなどにも向いています。また、比較的安価で手に入りやすいのもポイント。


フッ素加工鍋のデメリット

フッ素加工が施された表面は傷つきやすく、使用するうちに劣化することがあります。特に金属製のヘラなどを使うと傷がつきやすいので注意が必要(木べらやシリコン製のへらが向いています)。フッ素樹脂加工には寿命があるため、数年ごとに買い替えることをおすすめします。

強い酸性やアルカリ性の食材、特にトマトソースや酢などは、フッ素加工鍋に損傷を与える可能性があります。また、フッ素加工は高温に弱いため、高温で調理する際には注意が必要です。

鉄鍋

鉄鍋のイメージ写真

本体が鉄でできた鍋。いろり鍋やダッチオーブンなどが有名です。

鉄鍋のメリット

蓄熱性に優れており、冷めにくく、食材にじっくり火を通すことで旨みを引き出してくれます。高温に強く耐久性があり、丈夫で傷がつきにくいため、炒める・焼く・揚げる料理にも適しています。使い込むほど味わい深くなり、焦げ付きにくくなる点もメリット。適切な手入れをすれば長期間愛用できます。

鉄鍋のデメリット

使い始めに油ならしが必要なのは少々面倒。また、手入れを怠るとサビたり焦げ付いたりしてしまうため、洗った後はしっかりと水分を飛ばして油を塗り保管します。手間がかかる分、使い込むほどに愛着が湧くかもしれませんね。

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