ピザやパスタのみならず、ティラミスやパンナコッタなどお菓子も美味しい国・イタリア。しかしお土産向きの日持ちするお菓子でイタリアらしさを出せるものってイマイチ思いつきません。チョコレート類はカルディで売っていそうだし、ビスコッティ(カントッチョ)は「サイゼにあるよね」と言われかねない。気の利いたイタリア土産とは…?
そんな人にお教えしたいイタリア土産が「baba(ババ)」。コルク栓のような形に焼き上げたケーキをラム酒風味のシロップに漬けたものです。南部ナポリ名物の焼き菓子ですが、他都市のお菓子店やデパート、空港などでも手に入ります。※フランス菓子でもあるようです
イタリア土産「baba(ババ)」
筆者も今回、イタリア在住の友人に勧められて初めて食べたのですが…これは…
お菓子じゃなくてほとんどお酒。食べられるお酒です。
ラム酒が効いたケーキはよくありますが、こちらは桁違いにラム感が強い。ひと口噛むと、ラム酒シロップ…というかほとんどラム酒では?と感じるくらいラムの効いたシロップがジュワッとあふれ広がります。
最初はラムの辛口が際立ちますが、噛むうちにケーキの甘みが顔を出します。個人的には今まで食べたことのないバランスで新鮮でした。
本国では生クリームやフルーツなどを添えて食べることもあるようで、それに倣うとよりおいしくいただけます。お酒に弱い人へはオススメできませんが、逆にお酒が好きな人にはぜひ!インパクト抜群のお土産だと思いますよ。