「チーズタルト」がアツイ。専門店「BAKE」の勢いは止まらないし、コンビニでの取り扱いも増えました。サークルKサンクスの「濃厚焼きチーズタルト」は、1日に約6万個が売れたこともあるほどの大ヒットを記録しています。
これまで、コンビニ大手4社(セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマート、サークルKサンクス)のうち、プライベートブランド(PB)でチーズタルトを販売しているのは、サークルKサンクスとファミマのみでした。ところが6月、ついにローソンも参戦。
昨年の冬には、コンビニ各社のチーズタルトを温めて食べ比べてみたのですが、今回は、ストレートに冷やして食べ比べてみます! 夏ですし。
参加選手はこちら(価格は税込)。セブンはPB商品がないため除外しました。
ファミリーマート「ファミマプレミアム チーズタルト」198円
チーズ生地に生クリームやメレンゲを使っている。2015年12月に発売されたのち、3月にリニューアルされたもよう。
サークルKサンクス「濃厚焼きチーズタルト」158円
『シェリエドルチェ』シリーズから、2015年11月に発売。3種のクリームチーズをミックスした濃厚なチーズ生地と、バター風味豊かなタルト生地が特徴。
ローソン「ピュアチーズタルト」158円
6月28日発売の新商品。北海道の花畑牧場で、新鮮な北海道産素材を使い、添加物を極力使わずに作られている。
なお、それぞれ、それなりに個体差もあるので、数字はあくまで参考ということで。では、いってみましょう!
●サイズ
まずは、見た目に分かりやすいサイズから。直径と高さ(タルト生地のみ)を測ってみました。直径はなんと、どれも同じ70mm。一方高さは、サークルKサンクス20mm、ローソン23mm、ファミマ28mmと、ファミマが最高。●重さ
重さは、こちらも見た目どおりファミマが最も重く、63gでした。次に重いのはローソン。生地の部分がへこんでいて小さく見えるのに重いということは、ずっしり濃厚感が期待できます。ちなみに、ケチくさく1円あたりの重さを計算してみると、ファミマとローソンが約0.32gで同じ、サークルKサンクスは約0.27gでした。
サイズと重さをまとめると、次の表のようになりました。大きさだけをみると、ファミマの1人勝ちです。
●味は三者三様
ここからは、実際に食べてみた感想を。いくつかの項目に分けて、順番に並べてみました。チーズ生地のふわふわ感 ファミマ>サークルKサンクス>ローソン
メレンゲを加えてあるだけあって、ファミマはふわっふわ。口あたりもスムースで、クリームを食べているような感覚です。それと対極にあるのがローソン。ずっしり、しっかりと重い!
チーズ生地のコク ローソン>サークルKサンクス>ファミマ
一番“チーズ感”があるのはローソン。チーズそのまんまを食べているみたいに濃厚です。サークルKサンクスも味は濃厚なのですが、爽やかな酸味がやや強い印象。ふわっふわのファミマは、クリームのまろやかさがあるので、チーズのコクとはちょっと違うかも。
タルト生地のタルト感 ファミマ>ローソン>サークルKサンクス
タルトといえば、サクサクほろりとしたクッキーみたいな生地も特徴。その再現度、つまりしっかり具合で並べてみたところ、このような順になりました。
ちなみに、手で持ったときの食べやすさもこの順番に比例します。しっかり生地×ふわふわクリームのファミマが、手で持ち上げても崩れにくく、片手で食べるのが楽でした。
タルト生地の口どけ サークルKサンクス>ファミマ>ローソン
口どけが良い順で並べてみると、サークルKサンクスの生地がトップ。ほろっと崩れ、口の中にバターの香りをふりまきながら、すっととけていきます。その分崩れやすいので、ぽろぽろこぼれるのにはご注意を。
●夏の陣、これにて閉幕
お好みのチーズタルトは見つかりましたか? 3社で出るとなると、きっとセブン-イレブンもオリジナルのチーズタルトで参戦してくるはず。コンビニドーナツ戦争の次は、コンビニチーズタルト戦争が勃発する?かも。それにしても、いま、日本では1日に何万個のチーズタルトが売れているのでしょう!