
(画像は「塩鮭のバジルパン粉焼」)
そんな塩鮭の世界に新風が巻き起こりました。イオンのプライベートブランド「トップバリュ」から、「ASC認証チリ産銀鮭」が4月15日に発売されたのです。「ASC認証」の銀鮭の販売は、アジアの小売業としては初めてとなります。

●ASC認証って?
ASC認証とは、海の環境に配慮して養殖された水産物が受けられる認証。取得には、魚が食べ切れないほどのエサをやらない、養殖場を囲むネットの清掃を徹底するなど、海の汚染を防ぐ配慮が必要です。

イオンではすでに、ASC認証の「生かき」や「アトランティックサーモン」などが販売されており、今回発売された銀鮭で5種目となります。なお「ASC」は、認証を管理する団体「Aquaculture Stewardship Council(水産物養殖管理協議会)」の略語です。
●そのお味は?
ASC認証チリ産銀鮭 甘塩味は、そのままグリルするだけで美味。ふっくらとした身に、ほどよく脂がのっています。パサつきはなく、かといってこってりクドすぎず、朝食にもぴったり。
塩気にムラがないのもポイント。これは鮭の塩分濃度に合わせて熟成時間を調整することで実現しているそう。塩鮭にありがちな“尾の方の細い部分だけやたら塩辛い”とは無縁の安定したおいしさが楽しめます。

価格は、切身ひと切れ105円(税込)。従来の銀鮭からの据え置きで、お財布環境にも配慮してくれています。
●専門売場フィッシュバトン
イオンの食品売り場で、「フィッシュバトン」というコーナーを見たことがあるでしょうか?

フィッシュバトンは、ASC認証や「MSC認証」(海の環境に配慮した漁業で獲れた海産物が受けられる認証)を受けた商品専門のコーナー。つまりこの中から商品を選べば、自然と環境保全に協力できるしくみなのです。
取扱商品数は、最大20魚種43品目(店舗により異なる場合あり)。現在イオンまたはイオンスタイルの15店舗に展開中で、今後設置店舗を増やしていく予定だそう。

●まとめ
頻繁に食べるものだからこそ、おいしく、そして環境に優しく。価格も据え置きなので、気負わず続けられます。これらを入り口に、食品の生産環境への関心を高める人も増えていきそうですね。
なお「ASC認証チリ産銀鮭」の販売個所は全国のイオン、イオンスタイル、ダイエー、マックスバリュなど約1,000店舗となっています(取扱商品は地域・店舗によって状況は異なる場合あり)。
情報提供:イオントップバリュ