ハンマーチキンは、骨付きもも肉を粗挽きの鶏肉で包んだ二重構造が最大のポイントといえるでしょう。ただ“骨付き”であるだけでも“大きい”だけでもありません。
肉×肉、どんな味がするのでしょう。さっそく都内の店舗で購入してみました。
見た目は、どう見てもつくね串。持ち手(?)としての骨に若干の違和感はありますが、丸い肉の部分はつくね団子そのものです。炭火焼にこだわったようで、表面には黒いコゲが。
骨の部分を持ってみると、思っていたよりも短くて持ちづらい…!肉のずっしりとした重さもあって、バランスがよいとはいえません。そこまで気にはならないのですが。
ちなみに、形はボールのような球状ではなく、片面が平らな半球状。2つ合わせると立派な球状になりそうです。
では、肝心の中身を見てみましょう。かぶりつく…と汚くなってしまうので、包丁で半分に切ってみました。断面を見ると、本当に2重構造になっていました!いえ、疑っていたわけではないのですが。
確かに、もも肉らしきチキンの周りに、挽き肉を巻きつけてあります。しかも、もも肉からは油が流れ出ており、ジューシーさが伝わってきます。
かぶりつくと、なんと肉肉しい…!挽き肉の食感のあとに、もも肉のジューシーさが追いかけてきます。つくねだけでも、もも肉だけでも味わえない、不思議な食感。挽き肉には鶏皮が入っているそうで、ぺったりとした中にも確かにジューシーさを感じます。味付けは、さほどスパイスがきいておらず、ほどよい辛さ。スパイスが好きな人は、山椒などを少し足すとおいしいかもしれません。
ただ食べ応えだけを求めるなら、筆者は骨付きのフライドチキンをオススメします。中のもも肉がジューシーとはいえ、あの油たっぷりのジューシーさにはかないません。ハンマーチキンは、やはり肉×肉の2層構造が新しく、新鮮。一風変わったフライドチキンとして楽しむのが良いのではないでしょうか。
なお、全国販売は8月1日から。数量限定のため、なくなり次第終了となります。