
包装紙は“縦型”。開けてみると、予想以上に大きな“サンドイッチ”が出てきた。商品写真よりもボリュームが少なくて落胆することは多いが、予想よりも大きくて驚くのは貴重な体験だ。バンズのふわふわ感も、ある程度維持されている。



さらに、トマトを横に避け、レタスをめくると、ベーコン2枚がサンドされていることを確認できた。小さめではあるが、しっかりグリルされている。

ちなみに、マックがトマトを使っているのは非常に珍しい。現在販売されているメニューの中では、同じく7月9日に発売された「クォーターパウンダー ハバネロトマト」「チキンフィレオ ハバネロトマト」だけだ。
さて、バラバラにした材料をもう一度サンドし直し、かぶりつく。シャキシャキ食感のレタス、サクッと歯ごたえのあるトマト(若いものだったらしい…)、そしてカリッとしたベーコンを噛むと、口の中に広がる味わいはまさに BLT “サンドイッチ”だ。
カプレーゼ部分のモッツァレラソースは、クリームチーズのように柔らかく、すっと溶ける。後味はバターのようにも感じられた。バジルソースとの相性もよい。
この2種のソースのおかげもあり、さっぱりとしていて食べやすい。ビーフパティやチキンパティのような油っぽさ、肉っぽさを避けたいときにはいいかもしれない。そもそも、そんな時はマックには行かないか。
食べながら、筆者は常に考えていた。“ハンバーガーとは何か”ということを。同商品は、マックよりもサンドイッチ店の店頭の方が似合うと思うのだ。いい意味でも悪い意味でもマックらしくないが、シンプルでおいしい商品だった。

なお大きめではあるが、レタスとトマトが中心なので、ボリュームはあまりない。ガッツリ感を求めるのならば、やはり同価格で食べられるクォーターパウンダーの方がいいだろう。