ソラマチの5階、土日のランチタイムは恐ろしいほどに混み合うレストランフロアの一角に「銀座 天龍」はある。
列を連ねるお客さんの数に一瞬ひるむが、意外にも店内の回転は早く、待ち時間は15~20分程度。その間に店員さんからメニューが配られるので、何を注文するか決めておこう。
席に案内されてすぐに、天龍名物のギョーザとビールを注文。すると5分後、さっそく普通の約2倍ほどもあるどデカいギョーザが運ばれてきた。
ここで、ちょっと斬新な食べ方をご紹介したい。普通ギョーザのタレと言ったら、醤油に酢、お好みでラー油を入れて作るだろう。だが寄せられた情報によると、カラシ、酢、コショウを混ぜて特製のタレを作るというのだ。
“カラシ醤油” なら聞いたことあるけど、カラシ酢って...真っ黄色じゃん... 不信感でいっぱいだが、百聞は一見にしかず。とにかくやってみることにした。
この黄色く怪しげなタレにギョーザをつけて、一口。...ぅぉおおおイケるぞおおお!!!
皮はモチモチ、中に詰まったプリプリの「あん」からは、噛んだ瞬間ジューシーな肉汁があふれ出る。鼻孔をつん、と刺すカラシが酸っぱい酢と手を組んで、肉のうまみを引き立てている。さらにコショウがピリッと効いて、ビールに合う!!
誰が考案したのかわからないが、なかなかやるじゃないか。もちろん、誰もが認める王道のタレ・酢醤油を付けるに越したことはないのだが、この変化球・カラシ酢も悪くない。何しろビールに合うのだ。とにかく、たっぷりのカラシと相性の良いギョーザ、それが天龍のギョーザということなのだろう。
ちなみにこのギョーザにはニンニクが入っていないので、昼から食べてもへっちゃらだ。事実、筆者は昼間からこのギョーザでビールを2杯キメてきた。
他にも、こんなユニークでおいしいギョーザの食べ方あるよ!という情報をお持ちの方がいれば、ぜひえん食べ編集部へ情報をお寄せいただきたい。えん食べギョーザ女子が、心して食べに伺う。
住所:東京都墨田区押上1-1-2 東京ソラマチ