みなさんの2014年の幕開けは、どのようなものだっただろうか。神社へ鐘をつきに行った人、こたつで紅白を見ながら旧年に想いを馳せていた人、南の島でのんびりと過ごし、気づいたら新年を迎えていた人。さまざまだろう。
ちなみに英国ロンドンでは、こんなロマンチックな年越しイベントが行われていた。
2013年、おおみそか。新しい年の始まりを告げる色とりどりの花火が、藍色の空いっぱいに打ち上げられる。が、実はこの花火、ただの花火ではない。
食べられるのだ。にわかに信じがたいかと思うので、もう一度言う。
食べられるのだ。
食べられる花火をつくったのは、英国の若き精鋭たちが活躍するフードデザイン会社 Bompas and Parr 。海外メディア TAXI が伝えたところによると、同社のアーティストたちが
Vodafone と共同で「フルーツ花火」を開発したのだそう。
「フルーツ花火」とは、その名のとおりフルーツの味と香りを閉じ込めた花火。2014年の幕開けとともにテムズ川上空に「フルーツ花火」が開花すると、フルーティーな香りを放ちながら、ピーチ雪、オレンジ泡、バナナ紙吹雪、そしていちご雲が弾け舞ったそうだ。
フルーツでできた食べられる花火だなんて、なんともロマンチックな発想。だが、そもそもなぜフルーツなのか?その理由は、同社ホームページにこう書かれている。
「フルーツは、自然界からの “祝福” だからさ」