ローソン「ミチプー -ミッチリプリン-」とセブン-イレブン「イタリアンプリン」を食べ比べてみました。どちらもみっちりと身の詰まった濃厚なプリンですが、違いはどんなところにあるでしょうか。
ローソンのミチプーは販売価格240円(税込、以下同じ)で、カロリーは328kcal。一方セブンのイタリアンプリンは248円、230kcalとなっています。
ファミリーマートの「ねっとりイタリアンプリン」と合わせると、これでコンビニエンスストアチェーン大手3社の濃厚プリンが出そろったかたち。なお、えん食べは以前にファミマとセブンの食べ比べレビューも行っていますので、よければご覧ください。
ローソンのミチプー
ミチプーは名前の通り、みっちりとしたプリン。赤いパッケージの中に透明なケースが入って大事に守られています。
チーズケーキとパンナコッタを掛け合わせたような作りで、マスカルポーネ入りチーズフィリングと北海道産生クリーム等が使われています。
カラメルは量があって崩れやすいので、周囲を汚さないように気をつけて取り出し、お皿に盛りつけます。続いてスプーンを入れると固い手ごたえ。プリンというよりは別のお菓子のようです。
プリンによくあるぷるぷるとしたゼリーのようなやわらかさは皆無。ほおばってみると、はじめはしっかりとかたちがありますが、舌で崩してみると「絹ごし」とでも言ったようななめらかさ。
なるほどパンナコッタを思わせるこってりしたできばえ。玉子の香りはそこまで強くなく、その分カラメルの風味がはっきり感じられます。
ストレートのすっきりした紅茶や、濃く苦いコーヒーとの相性のよい、食べごたえのあるティータイム・カフェタイム向きスイーツでした。
セブンのイタリアンプリン
続いてセブンのイタリアンプリン。棚の入れ替わりが激しいコンビニスイーツの中でも、比較的安定して買えて幸せな一品。チーズや練乳を使った自然なコクがあって、いつ食べても間違いなしのできばえです。
今回はローソンのミチプーとの違いを意識しながら味見してみます。スプーンを入れた際の手ごたえ、口に入れた際のずしりとした重量感、舌ざわりのなめらかさなどは、いずれも甲乙つけがたいところでした。
大きな違いは、セブンのイタリアンプリンはカラメルの個性を全面に押し出さず、玉子感を際立たせているところです。
同じ濃厚プリンといっても、ローソンのミチプーはよりパンナコッタに寄せた「ハイブリッドスイーツ」感のある味。一方でセブンはどちらかと言えばカスタードプリンそのものを濃縮した味、という印象でした。
どちらもお店の場所や時間帯によってはすぐ売り切れてしまうこともあるようですが、見かけたら濃厚プリン好き、固めプリン好きはぜひお試しあれ。