ファミリーマートから登場した新作スイーツ「ねっとりイタリアンプリン」。セブン-イレブンですでに販売中の「イタリアンプリン」とどちらが濃厚な味か試してみることにしました。
ファミマの「ねっとりイタリアンプリン」は販売価格が213円(税込、以下同じ)でカロリーは273kcal、セブンの「イタリアンプリン」は248円で230kcalとなっています。
いずれもサイズは小ぶりですが、ぎゅっと中身の濃いしたてで、セブンは白い台座にのせて透明な覆いをかけた包装、ファミマは白い器に収めて透明なフタをかぶせた包装です。
ファミマのイタリアンプリン
まずはファミマのねっとりイタリアンプリンから食べてみることに。スプーンを入れると普通のプリンよりも少し手ごたえがあります。でもすくってみると、すぐに形がたわんで、さほど固く作ってはいないことがわかります。
味わってみると納得。クリーミーかつずしりと重いのですが、あくまでも舌ざわりはなめらかで、口溶けもよいしあがりです。
シュークリームなどに入っているカスタードをひたすら凝縮したようなしあがりになっています。さらにカラメルもたっぷりのっていて、焦がし砂糖の風味もこうばしく感じられます。玉子、牛乳、カラメル、バニラのバランスをきちんと保ったまま濃厚さを増したような印象でした。
セブンのイタリアンプリン
続いてセブンのイタリアンプリンを食べてみます。すでにえん食べでもレビューを行っていますが、セブンのイタリアンプリンは、一風変わったかっちりした角型の形状で、スプーンを入れると強い抵抗を感じます。
その味はというと、ファミマのねっとりイタリアンプリンと比べると、あらためて特異さが際立ちます。チーズや練乳を加えてあるため深いコクがあるのはもちろん、食感は寿司のお店で食べる「玉子焼き」を連想する固さがあり、玉子の香りもとても強くたちのぼってきます。
一方でクリーミーな味わいはさほど強くなく、従来のプリンの延長線にはない独特のどっしりした舌ざわりと食べごたえが個性となっています。
同じイタリアンプリンという名前でも、ファミマはなめらかクリーミー、セブンは固めどっしりという方向性の大きく異なる品ですが、濃厚さという意味ではセブンに軍配を上げます。いずれも熱いコーヒーにぴったりのスイーツですので、ぜひに午後のカフェタイムなどにどうぞ。